【レビュー】SONY WF-1000XM5 最高峰の音がスゴイ!世界最高NC対応ワイヤレスイヤホン

WF-1000XM4」の発売から約2年。新モデルの「WF-1000XM5」がついに発売されました!

今回の「WF-1000XM5」は、超ざっくり言うと音質・NC・通話品質などが大きくパワーUP!サイズも約25%小型化され、フィット性能も大きく向上しました。

左:WF-1000XM4 / 右:WF-1000XM5

WF-1000XM5の主な進化ポイント

  • 世界最高ノイキャン(1000XM4比で20%のノイズ低減)
  • 小型・軽量化による快適なフィット性能
  • 曲線形状が美しいラグジュアリーデザイン
  • 充電ケースが約15%小型化
  • 8.4㎜新ドライバー搭載!より深みのあるサウンド体験
  • ソニー完全ワイヤレス史上の最高通話品質
  • LE Audioへの対応
イヤホンが小さくなったのに「ドライバーサイズやNC効果がUP」とかイミワカラン。約2年でここまで進化させるSONYの開発力ってスゴイですね

本記事ではそんな「WF-1000XM5」を徹底レビュー!年間30台以上のイヤホンを使用するオーディオ好きが、根掘り葉掘りレビューしていきます!

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目次

WF-1000XM5の主なスペック

・スペック一覧表

モデル WF-1000XM5
カラー ブラック/プラチナシルバー
ドライバー 8.4mm新ドライバーユニット
「ダイナミックドライバーX」
ノイキャン 世界最高ノイキャン
※2023年4月10日時点、ソニー調べ
コーデック SBC, AAC, LDAC, LC3
Bluetooth Bluetooth5.3
外音取り込み機能
防滴 IPX4
装着検出
マルチポイント 2台
片耳利用
マイク 計6つのノイズキャンセリングマイク
再生時間(イヤホン単体) ノイキャンOFF 12時間
ノイキャンON 8時間
再生時間(ケース併用) ノイキャンOFF 36時間
ノイキャンON 24時間
充電方法 USB-C / ワイヤレス
重さ 片耳約5.9g
価格 41,800円

※価格は2023年9月時点。ソニーストアの価格

コーデックは「SBC, AAC, LDAC, LC3」に対応。ノイキャンの静寂に包まれながら、ハイレゾ音源を高音質で楽しむことが出来ます。

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・ラグジュアリーな2カラー展開

カラーは「ブラックプラチナシルバー」の2色を展開。充電ケースも同様の配色が行われています。

ブラック プラチナシルバー
   
定番のブラックも素敵だったのですが、個人的にはちょっと光沢が気になったかな…。今回は「WF-1000XM4」との対比も兼ねて、プラチナシルバーを購入しました!

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WF-1000XM5のデザイン

・パッケージ内容

外箱は再生紙を使用したエコ型パッケージ。プラスチックを使用しない、環境に配慮されたパッケージングです。

中身は充電ケース・USBケーブル・イヤーピース・説明書類のシンプルな構成です。

イヤーピースは、ポリウレタンフォーム素材の「ノイズアイソレーションイヤーピース」を採用。耳に「ジュワー」とフィットしてくれます。

・美しすぎるラグジュアリーなイヤホン本体

イヤホンは、曲線形状が生かされた非常に高品位なデザインです。天面はマット仕上げ、側面には光沢加工が施されています。

マイク部の金属には微細孔加工が施されています。凹凸のないデザインで、高級感と風ノイズ低減にも付与してくれます。

タッチセンサーは天面部に設置。指の腹と同等のサイズ、マット質感のおかげで指紋が付きにくい快適なタッチ操作が可能です。

ちなみにボタン操作は、専用アプリ「Headphones Connect」で簡易カスタマイズが可能です。

デバイス:NW-A300

イヤーピースを外すとこんな感じ。ノズル部にフィルターがないので、イヤピを交換する際はフィルター付きの物を選ぶのが良さそうです。

AZLA SednaEarfit MAX

 

・小さくなった充電ケース

充電ケースはWF-1000XM4比で約15%小型化。約3㎜も薄くなり、持ち運びしやすいサイズ感に進化しました。

左:WF-1000XM4 / 右:WF-1000XM5

デザイン面にも多少の変更が加えられ、全体的に丸い形状へと変化。手にした時に温もりを感じる優しい質感がかなり良い感じです。

前面部にLEDインジゲーター、背面には充電端子・ペアリングボタンが設置されています。

充電はワイヤレス充電(Qi充電)にも対応しています。有線充電時には、3分充電→60分再生できる急速充電も利用可能です

– 充電ケースの使用 –

充電時間 約2時間
急速充電 3分充電→60分再生
ケース併用時の再生時間 ノイキャンOFF 36時間
ケース併用時の再生時間 ノイキャンON 24時間

WF-1000XM5の音質

– 再生環境 –

再生機器 NW-A300
音源 Apple Music
Amazon Music HD
ノイズキャンセリング オン
DSEE オフ
イヤーピース 付属のイヤーピース

※エージングを10時間行っています。

・圧倒的な高音質サウンド

艶やかで階層表現が豊かな高音質サウンドです。音の伸縮や粒感までも感じ取れる、心地良い音で表現してくれます。

低音域も音の深さを感じる、厚みと情報量の多い音作りが行われています。濃密な音でありながら、決して情報過多になり過ぎないサウンド調整は流石の一言です。

TWSとは思えない低音の表現力には驚くばかり!このイヤホン、めっちゃスゴイ

また、ボーカルを中心とした中音域も非常に高い完成度で仕上がっています。

ボーカル・楽器隊との定位も明確で、楽器の一音一音を感じながらボーカルの息遣いまで感じられる瞬間はまさに鳥肌。

音場も余裕を持って確保されているため、閉塞感のない開放的なサウンドを堪能することが出来ます。

高音域についてのいわゆる「ヌケ感」も心地よく、低中音域との音の重なりを上手に表現。柔らかさと煌びやかさを両立しています。

・WF-1000XM5とXM4の音質の違い

前モデルとの音質の違いはこんな感じ。WF-1000XM5は1000XM4をベースにしながら、音の次元がワンランクUPしたそんな仕上がりです。

WF-1000XM4 WF-1000XM5
低中音域を中心とした艶やかで上品なサウンド 1000XM4をベースにした、開放的なサウンド。
楽曲全体の階層・粒感を感じる高い完成度
より細かな解説は後日ブログ記事でまとめる予定です。もう少し聞きこんでみるのでしばしお待ちを!

・イヤーピースを変更するのもまた良し

付属のイヤーピースもめちゃめちゃ優秀なのですが、人によっては

  • 圧迫感・閉塞感が気になる
  • 気軽にアルコール除菌できないのがツライ
  • 耳蒸れが気になる

なんてこともありますよね。そんな時におすすめなのがイヤーピースの変更です。

個人的におすすめなのが「AZLA SednaEarfit MAX」と言うイヤーピースです。

AZLA SednaEarfit MAX

 

WF-1000XM5ではノズルにフィルターが搭載されていないため、耳垢やゴミが侵入しやすい構造となっています。なのでイヤピ交換の際は、こうしたフィルター付きの製品がおすすめです

この「AZLA SednaEarfit MAX」はサラっとした触感に仕上がっており、不快な装着感は一切ありません。

厚めの傘・柔軟性のある軸のバランスが素晴らしく、低音も力強く表現してくれます。後日レビューしますが、付属のイヤーピースが苦手…と言う方はぜひ試してみてください。

WF-1000XM5のノイキャン効果について

・ノイキャン効果がグレードUP!

WF-1000XM5のノイキャン効果は、SONY曰く世界最高ノイキャンと謳っています。

ですがここ数年、各メーカーが「世界最高ノイキャン」と謡うようになりその真偽は未知数…。どのくらいの効果なのか、使ってみないと分からないですよね。

結論から言うと非常に高いノイキャン効果を発揮してくれます。WF-1000XM4と比べ、2段階くらい効果がUPしています

例えば日常的に発生する、

  • 鉄道の走行音
  • バスロータリーの雑踏・エンジン騒音
  • 食洗器や掃除機等の動作音

こういった騒音を、おおよそ半分くらい低減してくれます。

1000XM4ではカバーしきれなかった低音・高音にも効果を発揮してくれる印象で、全域にわたって高い効果を発揮してくれました。

AirPods Pro 2に匹敵する感覚です。順位付けすると「QC2 >> AirPods Pro 2 ≒WF-1000XM5WF-1000XM4」って感じですかね

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・外音取り込みモードも普通に使える

外音取り込み(アンビエント)モードも優秀です。周囲の音を鮮明かつ明確に取り込んでくれます。(※レベル20の場合)

外音取り込みはアプリで20段階調整が可能

ただしLVを上げるとホワイトノイズも多くなりがち。利用シーンに合わせて使い分けるのが良さそうです。

WF-1000XM5は通話品質も優秀

WF-1000XM5は、高度な音声信号処理を行う高精度ボイスピックアップテクノロジーを搭載。

「骨伝導センサー」と「風ノイズ低減構造」も搭載

合計6個のマイクを的確に制御した、周囲の環境ノイズを抑えたクリアな通話品質を実現しています。

メーカ側では「ソニー完全ワイヤレス史上最高通話品質」と謳っていますね

実際に試してみるとこんな感じ。ちょっと周囲がざわついている場所での録音だったのですが、明るく鮮明な声を届けることが出来ます。

WF-1000XM5

最大2台のマルチポイントにも対応しているため、日常・ビジネスシーンの切り替えもシームレスに行えます

WF-1000XM5の良い点・気になる点

良い点 気になる点
  • ラグジュアリーで美しいデザイン
  • WF-1000XM4よりも小型・軽量化
  • 世界最高レベルのノイキャン効果
  • 文句なしの高音質
  • 軽快に反応するタッチセンサー
  • LDAC&マルチポイントが共用できる
  • 通話品質が〇!ビジネスシーンでも使えそう
  • ワイヤレス充電対応
  • 今なら延長保証+1年付き(※)
  • 側面の光沢は賛否両論ありそう
  • ケースから取り出すときに滑りやすい
  • イヤピ交換には注意が必要

(※)9/19までの購入

・側面の光沢は好みが別れそう

美しいデザインなのは間違いないのですが、側面の光沢仕上げはちょっと気になるかも。

店頭で触れた時にブラックだと指紋が目立つ感じだったので、気になる方はプラチナシルバーを選ぶのが賢明です。

イヤピについては先ほど触れた通りですね。あとはケースから取り出すときに「ツルッ」としやすいのが気になりました

・TWSの最高峰ともいえる高い完成度

現状、最高峰ともいえるTWSです。

サイズ・音質・ノイキャン・通話・その他の機能面」このどれもが高い次元でまとまっており、WFシリーズの名に恥じない完成度を誇っています。

圧縮音源をハイレゾ相当まで引き上げてくれる「DSEE Extreme」にも対応しているため、再生デバイスを問わない楽しみ方が出来るのも魅力の一つです。

約4万円と高価ではあるのですが、間違いなく今後数年は使えるTWSだと言えます。費用対効果を考えれば実はそこまで高くない??

WF-1000XM5 レビューまとめ

今回は「WF-1000XM5」についてレビューしてきました。

こんな人におすすめ

  • WF-1000XM4からの買い替え・買い増し
  • TWSの最高音質を体感したい
  • ノイキャン効果を重要視している
  • ハイレゾ音源を沢山所持している
  • マルチポイントで日常・ビジネスで兼用したい

個人的にはWF-1000XM4からの買い替え・買い増しが一押しかと。「2年も経つとTWSってこんなに進化するのか…」と、思わず感嘆するはず。

高音質とノイキャン効果を両立させたい方に「鬼に金棒」的な一台です。皆さんもぜひぜひ🙋

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この記事を書いた人

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