【レビュー】HUAWEI FreeArc | HUAWEI初のオープンイヤーイヤホンの完成度がヤバすぎた

今回はオープンイヤーイヤホン「HUAWEI FreeArc」をレビューしていきます。

HUAWEIのオープン型のイヤホンは、これまで眼鏡型の「Eyewear 2」やイヤーカフ型の「FreeClip」などがありましたが、いわゆるオープンイヤーイヤホンとしては今回が初!となります。

画像:GREENFUNDING HUAWEI FreeArc

Amazonでは(※)Eyewear、FreeClipが共に2万円以上します。FreeArcは1万円台で購入できるので、この中ではお値段が一番お手頃です。
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デザイン的なところは他メーカー製品とさほど変わらない印象だったのですが、実際に使ってみるとそのイメージが良い意味で一変!

音質や質感を含めたプロダクト全体の完成度が非常に高い製品だったので、本記事で詳しくレビューしていきます。

ここがスゴイ!

●スポーツシーンでガンガン使える耳掛け型イヤホン
● HUAWEI初のIP57防水
● 航空宇宙産業で使用されるNi-Ti 形状記憶合金採用
● 医療現場でも使用される肌に優しい35A液状シリコーン
● 17×12㎜の高感度ドライバーユニット搭載
● 指向性音声伝送技術による音漏れ防止機能
● ケース併用で最大28時間使用可能
● 約10分の充電で3時間使用できる急速充電
●快適な通話ができるAI通話ノイズリダクション
● マルチポイント対応

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目次

HUAWEI FreeArcのデザイン

シンプルでプレーンなデザイン

本体はTHEオープンイヤーイヤホンとも言うべきプレーンなデザインです。

ハウジング部分にはHUAWEIのロゴが印字されており、この部分はタッチセンサーを兼用しています。

周囲のシルバーの装飾がアクセントにもなって、とても魅力的に仕上がっています。

ここまでは所謂「ごくごく普通の仕上がり」なのですが、スゴイのはここから!!

素材には、ステントなどの医療器具にも使用される「Ni-Ti形状記憶合金(ニッケルとチタンの記憶合金)」を採用。

10,000件以上の耳介データを分析することで、世界中の人が快適に使える最適なカーブ形状に仕上がっています。

プラスして「35A液状シリコーン」という、赤ちゃんのおしゃぶりにも使われる優しい素材を採用。肌馴染みがとにかく心地良い優しい質感を実現しました。

上質な素材を惜しげもなく採用しているので、非常にソフトな質感です。いつまでもスリスリしていたくなる感触ですよー

フィット感が「神」

さらにスゴイのがフィット感の良さ!

画像:GREENFUNDING HUAWEI FreeArc

C-bridge Designと呼ばれる重心バランスを考えた三角形設計を施されているので、激しい運動でもしっかり耳にフィットしてくれるんです。

スポーツシーンでもガンガン活用できる超安定したフィット感を実現しました。

画像:GREENFUNDING HUAWEI FreeArc

しかも重さは約8.9g。丸みのあるしずく型デザインも相まって、耳の裏に吸い付く様にフィットしてくれるため、長時間着用しても全く疲れることはありませんでした。

大袈裟ではなく、フィット感はとにかく最高です!付けているのを忘れてしまう位の感覚がありますよ

タッチコントロールがしやすい

こうしたタイプのイヤホンって「操作性が悪いモノ」が中にはあったりします。

FreeArcではそうした心配は一切不要で、タップやスライド操作がとにかく軽快。様々なコントロールを指先一つで行うことが可能です。

画像:GREENFUNDING HUAWEI FreeArc

特に音量調整がスライドで行えるのが心地良く、いつでも直観的な操作が行える点が気に入りました。

画像:GREENFUNDING HUAWEI FreeArc

この辺りの操作の入れ替えはアプリで行えます

ケースがとてもコンパクト

どうしても大きくなりがちなオープンイヤホンのケース。このFreeArcではそうした面もしっかり考慮されていて、こんな具合にとてもミニマムな仕上がりです。

サイズ:約67.8×67.8×26.5mm

サラサラっとしたマット調がとても心地良く、ケースなのにいつまでも触れていたくなる質感です。

イヤホンの収納もとてもスムーズで、こんな感じに交差して収納できます。左右のイヤホンは、どちらを先にしまっても大丈夫ですよ。

ちなみに充電はUSB-Cのみに対応しています。ワイヤレス充電には残念ながら非対応です。

再生時間&充電
  • 再生可能時間(イヤホン単体):7時間
  • 再生可能時間(ケース併用):28時間
  • フル充電(イヤホン / ケース):40分 / 60分
  • 10分で3時間音楽再生できる急速充電にも対応

再生時間などは標準的なスペックです。急速充電に対応しているのはポイント高ですね!

主なスペック

スペック一覧

ドライバー17x12mm 高感度ドライバーユニット
コーデックSBC/AAC
通信規格Bluetooth 5.2
イコライザー機能アプリで設定可能(10段階のEQ調整など)
通話ノイズリダクションAI通話ノイズリダクション
(片側2マイク+風ノイズ低減設計+DNNノイズキャンセリング)
防塵防滴IP57
マルチポイント〇(2台)
自動音量調整機能×
重量(イヤホン / 充電ケース)片耳約8.9 / 67g

防塵防滴はIP57に対応。一時的に水に濡れたり、多少埃っぽい場所でも快適に使うことができます。

また、マルチポイントにも対応しているため、PCやスマホなどの異なるデバイス間でも快適に切り替え可能です。

3つのカラーリングを展開

HUAWEI FreeArcでは「グリーン」「ブラック」「グレー」の3色を展開しています。

画像:GREENFUNDING HUAWEI FreeArc

特に今回ご紹介する「グレー」は、どちらかというとライトグレーに近い色合いです。

少しくすみがかった淡い色合いなので、男女問わずとても使いやすい仕上がりだと感じています。

サウンドや音漏れについて

バランスが取れたパンチ力あるサウンド

音質は、この状からは考えられない位のパンチ力あるサウンドが特徴的です。

それでいてディテールも比較的きめ細かいですし、太く厚みのあるスネアドラムも心地良いため、ずっしりとした存在感のある響きがとても好印象でした。

また、音色的には優しいウォーム気味な傾向ではあるものの、音の弾力感や躍動感もしっかり感じとれます。

こうしたタイプのイヤホンって、耳介との距離が生まれる分どうしても「音の散らかりや統一感の無さ」を感じやすいのですが、このFreeArcに関してはそうした感覚がありません。

万人が心地良いと感じるとても緻密なチューニングが施されているので、この辺りの完成度の高さにはとても驚かされました

また、PENチタンコーディングが施されているおかげで高音域の歪みや劣化を感じにくいのも特徴の一つです。

低音~とのバランスを上手に保った、クリーンで正確な音が体感できるかなと思います。

音の分離感も比較的良好な印象なので「完成度の高いサウンド」であるのは間違いありません。

HUAWEIのイヤホンって、サウンド面が年々進化していますよね⁉
このFreeArcも名品の一つになる予感…

音漏れは少なかれする

気になる音漏れについてですが、このFreeArcでは音を出すスピーカーとは反対側に逆位相の音波を出す「指向性音声伝送技術」を採用。

音漏れを極力抑えた音漏れ防止設計が施されています。

画像:GREENFUNDING HUAWEI FreeArc

とは言うものの、実際の音漏れはどうなの?って気になりますよね。実際に妻と検証してみました。

検証結果はこの様な感じで、個人的には可もなく不可もなくと言ったところ。TPOに応じた音量であればそこまで心配しなくても良いかなって具合でした。

音漏れについて
  • 普段聞く音量:かすかにシャカシャカ聞こえる
  • 普段の音量 + 2UP:シャカシャカ聞こえる
  • 普段の音量 – 2DOWN:ほとんど聞こえない

※iPhone16 ProのAppleMusic / 普段の音量は下からレベル6を想定

通話性能について

環境ノイズを低減した快適な音質

HUAWEI FreeArcでは、トリプルノイズリダクションアルゴリズムを搭載したデュアルマイクを搭載。

周囲の環境ノイズを低減しながら、人の声を正確に拾い上げる優れた機能が採用されています。

実際に静かな場所と疑似的に騒音を流した環境の二つで検証してみました。(※音声が出ます)

【静かな室内】

【疑似的な騒音下】

詳しい詳細は下記の動画内でも触れているので、是非こちらもチェックしてみて下さい

風ノイズも低減してくれる

意外と気になる「ゴッー」「ヒュー」とした不快な風ノイズ。

HUAWEI FreeArcではこの点も考慮されていて、L字型防風パイプと呼ばれる設計を採用することで、毎秒4m程度の風ノイズを低減してくれます。

画像:GREENFUNDING HUAWEI FreeArc

外でランニング(マラソン)をする方は、クリアに音楽が楽しめるから特に嬉しいはず!僕はもっぱらウォーキング専門wなのですが、それでもあると嬉しい機能の一つです

気になるところ

気になるところについてですが、正直言ってありません…。何かに忖度してるとかそういった事は一切なく、個人的にないのが実情です。

ただ、強いて言うならワイヤレス充電に対応して欲しかった!と言うところでしょうか。

音漏れに関しては形状上仕方ない部分もあるので、この辺りは将来的な伸びしろとして製品のアップグレードを楽しみにしたいと思います!

レビューまとめ

今回はHUAWE史上初となるオープンイヤーイヤホン「HUAWEI FreeArc」をレビューしてきました。

一般発売前に行われたGREENFUNDINGのプロジェクトでは、1,000人以上の支援者と総額1,500万円を突破した注目のイヤホンでもあります。

画像:GREENFUNDING HUAWEI FreeArc

軽さとフィット感が特に秀悦なので、日常使いはもちろんのことスポーツシーンでもガンガン活用できるのが本製品の強みでもあります。

ここまで完成度の高いオープンイヤホンも中々ないので、気になる方はぜひ最新価格等をチェックしてみて下さい。

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この記事を書いた人

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