【PR】製品提供を受けてレビューしています。
記載内容の指示などは一切なく、率直な感想をまとめています。
今回は1MOREの最新オープンイヤーイヤホン「1MORE S70」をレビューしていきます。
1MOREの製品は直近だとHQ51、昨年はS30をレビューしました。「餅は餅屋」と感じさせる完成度の高さに驚いた記憶があります。
この「1MORE S70 」は、同社のオープンイヤーイヤホンシリーズでも最上位モデルに当たる機種なのですが、サウンド面の向上っぷりに驚くばかり!
音質が素晴らしい完成度の高い一台だったので、本記事で詳しくレビューしていきます。
1MORE S70について
製品特徴
1MORE S70は素材・フィット感、音質へのこだわりをとにかく追及しています。
- わずか8.9gと超軽量!チタン合金フレームを採用
- Balance AIR+テクノロジーによる優れた耐久性と柔軟性
- DiamondFlexテクノロジー&DLC振動板ドライバー採用
- Bass More+テクノロジーによるオープン型とは思えない深みのあるサウンド
- ADOテクノロジーによる音漏れの少ない伝送
- 低ノイズを実現するAI搭載4つのENCマイク
- 最大40時間のバッテリー性能(急速充電対応)
- IPX5防水・防汗仕様
オープンイヤーイヤホンでは珍しいDLC振動板ドライバーを採用しているのですが、この魅力(性能)を引き出すには、実は高度な音響設計が必要となります。
グラミー賞受賞のルカ・ビニャルディ氏による適切なチューニングが施されることで、力強くも繊細な低音と歪みの少ないサウンドを実現。
引用:1MORE S70
オープンイヤーイヤホンの中では最高峰とも言える音質を、片耳8.7gの超軽量で楽しめちゃいます。
後ほど詳しく触れますが、音質はホントに最強レベル!1MOREではこうしたオープンイヤーイヤホンを沢山発売していますが、現時点での最高傑作ともいえる完成度の高さに驚きました!
カラー展開
カラー展開は「ブラック」「ホワイト」の2カラーを展開しています。
価格:17,800円
2024年11月12日時点のAmazon価格
主なスペック
モデル | 1MORE S70 |
---|---|
カラー | ブラック / ホワイト |
ドライバー | DLC振動板 デュアルマグネティックドライバー |
コーデック | SBC /AAC |
防滴 | IPX5 |
片耳利用 | ○ |
Bluetooth | Bluetooth5.3 |
マルチポイント | 2台 |
マイク | 〇(4つのENCマイク) |
再生時間 | イヤホン単体:約12時間 ケース併用:最大40時間 |
急速充電 | 5分で約2時間 |
アプリ | 1MORE |
低遅延モード | 〇(アプリから設定) |
1MORE S70のデザイン・フィット感
高品質で美しいオープンイヤーイヤホン
外箱は白を基調としたシンプルな外観です。内容物として充電ケーブル・説明書類などが同封されています。
まず見て欲しいのですが、イヤホン・ケース共にとても調和のとれた美しいデザインです。
内部フレームに航空宇宙グレードのチタン合金、素材には柔らかくて肌に優しい液体シリコンを採用。
7000回の屈曲にも耐えるテスト済みの品質なので、耐久性はめちゃめちゃ高そうです。IPX5防水にも対応しています。
個人的には、ほんの少しエッジ感のある仕上がりに胸が躍ります。無駄のないシャープな見た目がホントに美しいんです。
また、フィット感も最強レベルで人間工学に基づいた3点支持システム採用!メガネとの併用も特に問題ありませんでした。
ヘッドホンやカナル型イヤホンとは異なり頭や耳への負担が段違いです。フィット感も良くて音質もTOPクラスとかこれ最高では…
ケースも薄くて小さめ
ケースに関しても薄型軽量のデザインを実現しています。
こうしたタイプのイヤホンってケースが大きくなりがちなんですが、手持ちで持ってもこれくらいの大きさ。
厚みも約2.3㎝程しかないので、バッグやポーチのすき間にも気軽に収納しておけますね。
サイズ:約8㎝×6.5㎝×2.6㎝(素人採寸)
ちなみにバッテリー寿命はイヤホン単体で約12時間、ケース併用で最大40時間再生可能です。5分の充電で2時間再生できる急速充電にも対応しています
1MORE S70の音質
低歪の高品質サウンド!
結論から言えば歪みの少ないまっすぐで素直なサウンドです。
全体域の音が「そこで鳴ってる」と明確に判別できるくらい、力強くも明瞭感のある音色が楽しめます。
低音域に関してもボフボフッとした曖昧な感じは一切ありません。適度な力強さと程よい硬度で、ドラムの抑揚までも感じる立体的な音を鳴らしてくれます。
また、特に感銘したのが中高音域にかけてクセの少なさです。鮮明かつディティールの高いサウンドを表現してくれるため、メインイヤホンとしても常用できるほどの高音質っぷりにとても驚きました。
この中高音域の質の高さが、DLC振動版とデュアルマグネティックドライバーを採用した最大のメリットでもありますよね!正直、ながら聴きだけではもったいないです…。オープンイヤーイヤホンの進化がスゴイ
低音がボーカルにかぶさったり、中高音域がギンギンギラギラして聞き疲れることもないので、低歪で滲みの少ないサウンドが好みの方にはかなりささるイヤホンです。
音漏れはそれなりにする
このS70ではADOテクノロジーと呼ばれる、サウンド出力を外耳道に密着させることで焦点のあったオーディオ伝送を実現する技術が採用されています。
これにより音がダイレクトに耳内に届くためクリアな音声が楽しめるのですが、やはりその形状上からどうしても音漏れは発生してしまいます。
iPhone16 ProでApple Music・ロック系の曲を音量5~6程度で聞くと、だいたい下記の様な感じで聞こえます。
30cm離れて聞く | どんな曲かわかる(知ってる曲なら曲名も分かる) |
---|---|
50cm離れて聞く | シャカシャカ音が鳴っている |
1m離れて聞く | 耳を澄ますと音が聞こえる程度 |
ただその反面、音楽を聴きながらでも周囲の様子が分かったり、そのまま会話できるのは大きなメリットです。この辺りは音漏れ具合と使い勝手のバランスを探していく感じですね
1MORE S70 その他の機能
専用アプリ「1MORE 」対応
1MORE アプリを使えば、バッテリー確認や操作方法の入れ替えなどが可能です。
- イヤホン・ケースのバッテリー確認
- タッチコントロールの入れ替え
- イコライザーのカスタマイズ
- 低遅延接続のON/OFF
- FWのアップグレード
- クイックガイドの確認
- スマートバーンイン(エージング)
- マルチポイントのON/OFF(実験的な機能)
できることはそこまで多くないので、タッチコントロールや低遅延・マルチポイントのON/OFF等がメインになりそうです。
タッチコントロール対応
1MORE S70は、タッチコントロールに対応。ロゴ付近をタッチするだけで軽快に反応してくれます。
アプリで操作入れ替えができるため、好みのカスタマイズが可能です。
マルチポイントに対応
アプリの詳細設定→実験的機能→2台接続可能をONにするとマルチポイントが利用可能です。
これにより2台同時接続が可能となるので、仕事用・プライベート用といった具合に利便性がグッとUPします。
ただ実験的機能とあるように、挙動がちょっと不安定な時があります。切り替え時も3秒程度かかるので、この辺りの安定性が増したらさらに嬉しいですね。
低遅延接続でゲーム利用にも
アプリ内のショートカット→低遅延をON にすれば、低遅延(ゲーム)モードが利用可能です。
4つのENCマイクを搭載
AIを搭載した4つのENCマイクにより通話時のノイズをしっかりと低減。雑音の少ない鮮明な通話が可能です。
実際の音声はこんな感じです。
1MORE S70 レビューまとめ
- 高品質、高音質なオープンイヤーイヤホンが欲しい
- 蒸れ・かゆみを気にせずにイヤホンを使いたい
- 1万円オーバーの機種で絶対に失敗したくない
- ワークアウトやアウトドア活動で使うことがある
こうしたオープンイヤーイヤホンは各社から沢山発売されていますが、知名度的には一歩劣るため「知る人ぞ知る隠れ家的な名店」みたいなイヤホンです。
デザインやフィット感・歪みの少ないクリアな高品質サウンドは本当に一級品レベルです!特に音質に高いこだわりを持つユーザーにおすすめです。