テクニクスから新作ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ60M2」がリリースされました!
前モデル「EAH-AZ60」のブラッシュアップモデルにはなるものの、音質面ではAZ80にも搭載される「ダイレクトモード」を追加。
3台同時のマルチポイント接続やワイヤレス充電への対応などハードウェア面でも進化を遂げました!
アンダー3万円の製品の中でもかなり上質な仕上がりです!本製品の魅力を詳しくレビューしていきますね
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EAH-AZ60M2のデザイン
・パッケージ内容
外箱は環境に配慮されたシンプルなデザイン。
今回はブラックを購入!
パッケージ内容として以下のものが同封されています。
イヤーピースも驚きの7サイズを同封。特にXS・Sサイズは傘の大きさが異なる2タイプが同封されており、ノイキャン効果への拘りが感じられます。
イヤピのフィット感・完成度がかなり良い感じなので、他メーカーのイヤピに変える必要はないかも。このまま使ってOKだと思いますよ!
・深黒のイヤホン・充電ケース
充電ケースは天面にTechnicsのロゴ入りのシンプルなデザイン。背面側にUSB-C端子が搭載されています。
重さ:約45g
全体的に深い黒色が特徴的なシックな仕上がりです。指紋が付きにくいのも嬉しいポイントでした。
待望のワイヤレス充電にも対応しました!これは嬉しいアップデート!
ケース内部はこんな感じ。中央にLEDライトが追加されたことで、動作状況を一目で確認出来るようになりました。取り出しもとってもスムーズですよ♪
本体はヘアライン仕上げが施された、アダルティーなデザインです。タッチセンサー部にサーキュラー加工が施されているなど、見た目と質感の両立を実現しています。
片耳:約7g
マイク部も金属メッシュで覆うことで、外見上の質感を上手に高めてくれています。
そして、全体的なサイズ感も非常にコンパクト!耳全体で支える様な装着感のため、長時間使っても耳穴への負担を感じにくい抜群のフィット感です。
ノズルは先端が太くなった短小タイプとなっています。
この辺りの完成度の高さは流石の一言!とてもシックにまとまっています
EAH-AZ60M2の音質
・音の直進性を感じる比較的フラットな音質
音質の感想を述べる前にコレだけは言わせてください。このAZ60M2の音、めちゃめちゃ大好きです!!
LDAC・バランスモード・ノイキャンONで試聴
全体的に音の直進性を感じながら脳内にスッと入り込んでくれる、とても質の高いサウンドに仕上がっています。
傾向的にフラットな音作りではあるのですが、「高音域の繊細な煌びやかさ」「低音域の深み」も上手に表現。全域にわたって伸びやかで天井感の少ない、そして余裕のある音色を体感することが出来ます。
そして驚くべきなのがその解像度のすばらしさ。単に解像度が高いのではなく、音の粒感・分離感が素晴らしく「ボーカルの息遣い」まで感じられる、とても丁寧な音作りが行われています。
音場の広さも相まって「艶やかな音の響き」「音色の深み」を両立した、非常に完成度の高い一台だと言えます。
・音質の総合評価
高音域 | 4.5 |
中音域 | 5 |
低音域 | 4.5 |
解像度 | 5 |
音場 | 5 |
最近ハマってる「マネスキン」の様な、ROCK・ヒップホップが織り交ざったような楽曲とも相性抜群でした!
POPSや懐メロも楽しめますので、守備範囲のかなり広いワイヤレスイヤホンだと思います。
EAH-AZ60M2のノイキャン効果は?
・業界最高クラスのノイズキャンセリング性能
結論から言うとノイキャン効果は非常に優秀です。(※2023年3月31日現在、業界最高峰のノイキャン性能)
このAZ60M2では周囲の雑音を低減する際に、
- 外側のマイクで周囲の音を取り込むデジタル制御のフィードフォワード方式
- 内側のマイクで周囲の音を取り込むアナログ制御フィードバック方式
を採用した「デュアルハイブリッドノイズキャンセリング方式」を搭載しています。
流石にAirPods Pro2やBOSEの様な超ウルトラ強力なノイキャン効果ではありませんが、これらの比べてもホワイトノイズは結構低め。
左:BOSE QuietComfort Earbuds II
中央:AirPods Pro2
右:EAH-AZ60M2
「ノイキャン効果を付与してる!」的な強めの圧迫感もそこまで感じなかったので、より自然な形でノイキャン効果を発揮してくれる印象です。
- ゲーム中のゲーミングPCのファンの音
- ドライヤー・掃除機などのモーター音
- ターミナル駅の雑踏
といった、日常にあふれる騒音を体感で40%くらいはしっかり低減してくれる感覚を持ちました。
とても素晴らしいノイキャン効果だと思います!
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・外音取り込みが超進化してる
このAZ60M2、実は外音取り込みが超進化してます。
「サッー」とした若干のホワイトノイズは感じるものの「ほぼ素の状態と変わらない自然な聞こえ方」で使うことが可能です。
そしてさらに驚いたのが、風切り音低減機能がしっかり機能している点!
こうした機能を検証する際ってドライヤーや掃除機を使うことが多いのですが、耳元にあてた瞬間音がだんだんと小さく…。
外音取り込みでありながら、しっかり風切り音に対してのノイキャン効果を実感することが出来ました。これは凄い!
外音取り込みでは、会話やアナウンスに注力した「アテンションモード」の利用も可能です。この辺りは利用シーンに合わせて設定すると良いですね
JustMyVoiceテクノロジーによる優れた通話品質
このAZ60M2は、片耳に4基、両耳で8基ものマイクを搭載。
ノイズと話し声を切り分けてくれる「ビームフォーミング技術」や新たに「発話音声解析アルゴリズム」を改善することで、クリアな通話品質を実現しました。
話し声・聞こえ方などはこちらのYouTube動画でまとめています!
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専用アプリ「Technics Audio Connect」が使いやすい
このEAH-AZ60M2は、専用アプリ「Technics Audio Connect」に対応。
アプリ内では、
- ケース・イヤホンの残量確認
- イヤホンのみ電源を切る
- ノイキャン・外音取り込みなどのモード切替
- ノイキャン・外音取り込み効果の強弱設定
- 7つのサウンドモード選択
- ヘッドホンを探す
- JustMyVoiceの設定・確認
- マルチポイント台数の設定
- タッチコントロールのカスタマイズ
- etc…
など、超~~たくさんのカスタマイズ・変更が可能です。UIもシンプルで見やすく、非常に使い勝手に優れたアプリです。
今回新たに右上に電源マークが追加され、ケースがない状態でもイヤホンの電源が切れるようになりました。
下部にある「JustMyVoiceの確認」では、実際の聞こえ方を確認可能です。「自分の話し声はどんな風に聞こえてるのかな?」と思う方は、一度利用してみると良いでしょう。
外音タブでは、ノイキャン・外音取り込み設定が可能です。効果の強弱も設定可能ですが、基本的にはMAX100の状態で使うのがおすすです。
サウンドタブではダイレクトモードを含む、計7つのサウンドモードが利用可能です。
【7つのサウンドモード】
- ダイレクト:サウンド効果を付与しないフラットなモード
- バスエンハンサー:低音域が豊かになる
- バスエンハンサー+:低音域をさらに強調
- クリアボイス:ボーカルを明瞭にする
- トレブル+:中・高音域をクリアにする
- ダイナミック:全体位息で厚みのあるサウンドにする
- カスタム:自分だけのオリジナル設定
設定タブでは、接続モード・マルチポイント・タッチセンサーなどのカスタマイズが可能です。
AZ60M2では3台のマルチポイント接続に対応しましたが、LDAC利用時は最大2台まで。推奨は1台とのことなので、この辺りは用途に合わせて変更すると良いでしょう。
タッチセンサーのカスタマイズも柔軟に行えます。「音声切れや遅延の抑制」では音の遅延を抑える設定も出来るため、動画やゲームの時に切り替えるのも良いですね。
EAH-AZ60M2 レビューまとめ
今回はテクニクスの新作ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ60M2」をレビューしてきました。
いつもなら「気になる点」についてもまとめているのですが、現時点でデメリットが見つからないのが正直なところ。完成度の高さを肌感覚で実感することとなりました!
- アンダー3万円で全てこなせるTWSを探している
- フラット傾向で音の広がり・粒感を感じるサウンドを体感してみたい
- マルチポイント3台接続を使いこなしたい
- ノイキャン・外音取り込みを日常的に良く使う
- ビジネスシーンにも似合うシックで大人っぽいデザインが好み
この様な人には「これ選んでおけば良いんじゃない?」と助言したくなる一台です。
個人的にも超お気に入りイヤホンになりました!この音・機能性をぜひ体感してみて下さい、それではまた!
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