今回はfinalのワイヤレスヘッドホン「UX3000」をレビューしていきます。
final初のノイキャン搭載ワイヤレスヘッドホンと言うことで、オーディオファンならば否が応でも気になる存在ですよね。
僕自身とても楽しみにしていたのですが、実際に聞いててみたら「この音大好き…」と思わず呟いてしまったほど。
クリアで広がりのある音場が心地よい「新定番」とも言えるサウンドだったので、皆さんにご紹介していきたいと思います!
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メリット | デメリット |
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WHP01K」のサウンド一新モデル ag「 aptX,aptX-LLに対応 クリアで広がりのあるサウンド ハイブリッドノイキャン対応 ノイキャンの「単独使用」が出来る マルチポイント対応 | 真新しさのインパクトは薄目 ag「WHP01K」と基本的な仕様は同じ |
UX3000の主なスペック
モデル | UX3000 |
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コーデック | SBC、AAC、aptX、aptX-LL |
Bluetooth | Bluetooth5.0 |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HSP、HFP |
マルチポイント | 〇 |
ANC | ハイブリッドノイズキャンセリング |
ゲームモード | – |
外音取り込み | – |
防水 | – |
再生時間 (NCオフ) | 35時間 |
再生時間 (NCオン) | 25時間 |
充電時間 | 2.5時間 |
バッテリー容量 | 700mAh |
充電方法 | USB-C |
重量 | 約5.8g(方耳) |
コーデックはCD音源程度の高音質が楽しめる「aptX」や0.04秒未満の低遅延を実現した「aptX-LL」に対応。
ゲームや動画視聴時にも「いっこく堂」感が少なくなるため、没入感を保ったまま楽しむことが可能です。その他「マルチポイント」にも対応しています。
再生時間も最大35時間と十分すぎる性能です。ノイキャン効果については後ほど解説しますね!
UX3000のデザイン
・パッケージ内容
外箱はホワイトを基調としたシンプルなパッケージングです。
パッケージ内容として以下のものが同封されています。
【パッケージ内容】
- ヘッドホン本体
- 充電ケーブル
- 3.5mm有線接続ケーブル
- 収納ポーチ
- 説明書
充電ケーブルはUSB-A to Cケーブルを同封。UX3000は有線接続にも対応しているため、3.5mm有線接続ケーブルも同封されています。
収納ポーチはブラックカラーのシンプルなデザイン。巾着式で下部には「final」のロゴが印字されています。
ヘッドホンを折り畳めば持ち運びも楽々
・シボ塗装が渋いヘッドホン本体
ヘッドホンはブラックで統一された渋めでシックなデザインです。
ag「WHP01K」とは異なり、表面にはシボ塗装仕上げを新たに実施。まるで高級カメラの様な高い質感を実現しています。
両側面には「final」のロゴをデザイン。主張がちょい強めではありますが「final製品を使ってる!」って言う所有欲をしっかり満たしてくれます。
こちらもシボ塗装仕上げがされています
スライダーやスイーベル部の造りもしっかりしています。まだ購入してから日が浅いので若干スライダーの硬さはありますが、使っていくうちに馴染んでくれるはず。
イヤーパッド部分の質感もまずまず。低反発のイヤーパッドが搭載されているため、耳への「アタリ」はソフトな印象です。
バンド部分も適度なモチモチ感とクッション性があります。
ただし側圧は少しだけ強め。私は頭囲56㎝あるんですが、ほんの少しだけ「ギュッ」と締め付けられる感覚が伴います
ちなみに操作部の配置はこんな感じ。左右でコンパクトにまとめられています。
【操作方法】
音楽 | 再生 | 電源ボタンを1回押す |
一時停止 | 〃 | |
次曲 | 音量+ボタンを2秒押す | |
前曲 | 音量-ボタンを2秒押す | |
通話 | 着信応答 | 電源ボタンを1回押す |
通話終了 | 〃 | |
着信拒否 | 電源ボタンを1秒押す | |
音声アシスタント | 起動 | 電源ボタンを2秒押す |
ボタン式のためミスタッチが起こりにくいのが嬉しいところ。「カチカチッ」としっかり押す感触もあります
・形状はag「WHP01K」と同じ
先述した通りUX3000は、ag「WHP01K」のサウンドを一新した特別仕様モデルです。ロゴなどを除き、基本設計はほぼ同一です。
「違い」を挙げるとすれば、音質とカラー展開・一部デザインの変更くらい。いわゆる兄貴分的な存在ですね
UX3000の音質
【再生環境】
再生デバイス | AP80PRO-X / Xperia 10 Ⅲ |
ストリーミングサービス | Amazon Music Unlimited / Apple Music |
コーデック | aptX |
・音の粒感を味わえるワイドでクリアなサウンド
音の粒感をしっかり感じ取れるワイドでクリアに広がるサウンドです。
楽曲全体の「音場の広さ」と「音の広がり方」が絶妙に作られているため、ボーカルを中心とした中音域サウンドが丁寧に再現されている印象です。
「水面に落ちる雫」の様に横方向へワイド広がっていくサウンドが心地よく、ボーカルも耳元に近い距離感で表現。
広がりのあるサウンドとクリアなボーカルを体感できる「心地良い音質」を体感することが出来ました。
音色的にも適度なタイト感を保持しているため、広がりのあるサウンドでありながらも音にだらしなさや乱れなどは一切感じません。
頭の中で音の鳴る位置や音場感をしっかり感じ取れる良サウンドなのは間違いありません。
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・ノイキャンONで使用すると低音強めに変化
ノイキャンONで使用するとがサウンド傾向が少し変化。全体的に低音の主張が大きくなります。
- 低音の押し出し感や量感が多くなる
- 中音域(ボーカル)が少し下がり目に感じる
そのため普段から低音寄りのヘッドホンを使用している方や、ROCK好きの方はこっちのサウンドの方が好みと言う方もいるかもしれません。
表情が「ガラリ」と変わるので、こうした音質の変化を楽しむのもまた良いですね。
・音質の総合評価
※ノイキャンOFF、ワイヤレス接続(aptX)の場合
全体的な評価はかなり高めです。ag「WHP01K」とはまた違ったサウンド傾向なので、両モデルを試し見てるのもおもしろいですよ!
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UX3000のノイキャン効果
・ノイキャン効果は結構良い
前回レビューしたAnker Liberty4でも言ったんですが、自宅隣のマンションが外壁を絶賛改修中…。ドンドン、ガンガンとかなりの大騒音なんですが、
- 工事車両のエンジン音
- 工事器具のモーター音
- PCファンやサーキュレーターの回転音
- 夕方のバスターミナルの雑踏
と言った低音域を中心に30%位カットしてくれる印象でした。
日常の生活シーンでも試してみたら同様の印象だったので、ノイキャン効果は結構優秀だと思います。
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・ノイキャンの「単独使用」が出来る
このUX3000はノイキャンの単独使用が可能です。電源ON → ノイキャンON の様な過程は一切不要で、ノイキャンボタンを「ポチッ」と押すだけで単独使用することが出来ます。
嬉しいのが「有線接続」」「ワイヤレス」のどちらでも利用できる点。
集中して作業したい時の「イヤーマフ(耳栓)」代わりとしても使えるため、在宅ワークや試験勉強にも嬉しい機能です。
UX3000とWHP01K どっちがおすすめ?
UX3000とWHP01K どっちがおすすめ?と考えている方向けにYouTube動画をUPしています。お時間のある方はぜひ!
UX3000 レビューまとめ
【UX3000はこんな人におすすめ】
- finalのサウンド、ブランド性が好み
- 1万円台半ばでワイヤレスヘッドホンを探している
- 中音域を中心としたワイドに広がるクリアな音質が好み
- ノイキャンを「単独使用」したい
- 質感とデザイン性の良いヘッドホンを探している
1万円台半ばの定番ワイヤレスヘッドホンとしておすすめ出来るアイテムです。finalブランドの信頼性を加味しても、音質・質感にかなりの満足感を得られる一台だと言えます。
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