前回は「SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS」と言うワイヤレスイヤホンを紹介しました。
インナーイヤー&LDAC対応で気軽に高音質サウンドが楽しめるイヤホンではあるんですが、「カナル型が好み」「インナーイヤー型は苦手…」と言う方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方におすすめなのが「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」と言うモデル。2022年12月22日に発売されたSOUNDPEATSの新モデルです。
LDACやハイブリッドANC・最大52時間再生に対応
まろやかで上質なサウンドが体感できる「SOUNDPEATSの最高傑作」とも言えるワイヤレスイヤホンだったので、本記事で詳しく紹介したいと思います。
\ SOUNDPEATS Capsule3 Pro /
【良い点・気になる点】
良い点 | 気になる点 |
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※【PR】SOUNDPEATS様から製品をご提供いただいております。
SOUNDPEATS Capsule3 Proの主なスペック
モデル | SOUNDPEATS Capsule3 Pro |
イヤホン形状 | カナル型 |
ドライバーサイズ | 12㎜バイオセルロース製ドライバー |
コーデック | SBC、AAC、LDAC(24bit/96kHz) |
ブルートゥース | Bluetooth5.3 |
対応プロファイル |
A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
マイク | ENC搭載マイク |
マルチポイント | – |
ANC | ハイブリッドANC(-43db) |
ゲームモード | 〇(70ms) |
外音取り込み | 〇 |
防水 | IPX4 |
再生時間 | イヤホン8時間 / ケース併用52時間 (※共にNCオフの時) |
充電方法 | USB-C |
重量 | 約5g(方耳) |
LDACやハイブリッドANC・最大52時間のロング再生に対応しているのが特徴です。ANC性能も高いため、周囲の騒音もしっかりと低減してくれます。
SOUNDPEATS Capsule3 Proのデザイン
・パッケージ内容
外箱は「Air3 Deluxe HS」に引き続き、超イケメンの男性をデザイン。背面にはHi-Res認定マークもプリントされています。
パッケージ内容は以下のモノが同封されています。
【パッケージ内容】
・マット質感のスティック型イヤホン
イヤホンはスティック型のデザインです。全体的にマット質感の仕上がりで、ブラック&ゴールドの配色が施されたシックな仕上がりとなっています。
内側部も丸みを帯びた耳に優しいデザインです。ノズル部分も比較的短いため、耳全体に「ピタッ」とはまり込むようにフィットしてくれます。
ロゴ部分はタッチセンサー機能を併用。軽快かつしっかりと反応してくれます。
【楽曲再生】
L側 | R側 | |
1回タップ | 音量- | 音量+ |
2回タップ | 再生 / 一時停止 | |
3回タップ | ゲームモード | 音声アシスタント |
1.5秒タップ | モード切替 | 次の曲 |
・光沢のあるUSB-C対応充電ケース
充電ケースは「65×50×23 mm」の標準的なサイズです。
全体的にマットでシックな仕上がりとなっており、背面側にはSOUNPEATSのロゴがデザインされています。
底面にはUSB-C端子・リセットボタンを搭載しています。
ワイヤレス充電は非対応
開封するとこんな具合。イヤホンは「Air3 Deluxe HS」と同様に、外側へ向けて収納するタイプです。
\ YouTubeでもレビュー中 /
[youtube id=tRI60jZ2h8E]
SOUNDPEATS Capsule3 Proの音質
【再生環境】
再生デバイス | AP80PRO-X / Xperia 10 Ⅲ |
ストリーミングサービス | Amazon Music Unlimited / Apple Music |
コーデック | LDAC |
再生モード | ANC |
※エージングは20時間施しています
・コクのある上質なサウンド
中低音域の重量感や厚みを表現しながら、全体的にまろやかでコクのサウンドです。
楽曲を下から支える「ドシッ」とした芯の太さと量感を体感することが出来るため、ROCK系楽曲も楽しく聞くことが出来ました。中音域をマスキングすることもないため、かなり上質なチューニングが施されていると言えます。
中音域に関しても「ボーカルの位置取りが絶妙!」の一言に尽きます。楽器隊の音と上手に調和した、前後しすぎない絶妙なバランスが保たれています。
高音域は伸びやかさは少し控え目なものの、低~中音域との距離感・バランスを上手に保っている印象です。音場の狭さも感じないため、程よいヌケ感を体感することが出来ました。
Hi-Res認定やVGP2023金賞受賞という点からも分かる通り「実力のあるイヤホン」として正当に評価されている製品です。「LDAC対応で手ごろな価格、そして音が良いワイヤレスイヤホン」を探している方にはまさにベストな選択だと言えます。
・音質の総合評価
「AP80PRO-X/ LDAC」で視聴
この価格でLDAC対応、そしてここまで上質なサウンドを体感できる製品はそれほど多くありません。低音~高音まで過不足なく鳴らしてくれるイヤホンとして、万人におすすめ出来る製品です。
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SOUNDPEATS Capsule3 ProのANC効果について
・ANC効果はかなり優秀
本製品は最大-43dbのハイブリッドANC技術を搭載しています。日常的に生じる様な、
- エアコン室外機やサーキュレーターの稼働音
- 帰宅ラッシュ時の駅構内の雑音
- 鉄道・バスなどの走行音
と言った低音域を中心に40%前後カットしてくれる印象でした。ノイキャン特有の「サッー」としたホワイトノイズや圧迫感も控えめです。
「AirPods Pro2」や「BOSE QCE2」の様な世界最高レベルのNCではもちろんありませんが、日常的に不満を感じることのない効果をしっかり発揮してくれます。
SOUNDPEATS Capsule3 Proの機能面について
・専用アプリ「SOUNDPEATS」が使いやすい
本製品は専用アプリ「SOUNDPEATS」を利用することが出来ます。このアプリでは、
アプリで出来ること
- バッテリー残量の確認
- ボリュームコントロール
- イコライザー設定・プリセットの利用
- ノイキャン・外音取り込みモードへの切り替え
- ゲームモードの切り替え
- タッチコントロールのON/OFF
などの設定が可能です。機能的にはかなりシンプルなものが多いのですが、よく使う機能だけを「ギュッ」と詰め込んだシンプルなアプリに仕上がっています。
イコライザーに関しても、事前に9つのプリセットが用意されています。もちろん自分だけの好みのイコライザーを設定することも可能です。
9つのプリセットとイコライザーのカスタマイズに対応
・最短0.07秒の低遅延に対応したゲームモード搭載
本製品は70ms(最短0.07秒)の低遅延に対応したゲームモードを搭載しています。
切替も左側イヤホンを素早く3回タップ or アプリで設定可能です。音ゲーなどのガチ利用には厳しいかもしれませんが、状況に合わせて使うとかなり便利な機能です。
・外音取り込みもしっかり使える
意外と利用機会が多い「外音取り込みモード」も非常に優秀です。「話し声」などに特化したモードは搭載されていませんが、外部の音を明瞭かつ自然に取り込みしてくれます。
先述した高いANC効果も相まって、こうした音質面以外の性能も非常に優秀です。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro レビューまとめ
こんな人におすすめ
- LDACで高音質サウンドを楽しみたい
- 8,000円前後で「良い音」がするイヤホンを探している
- 優秀なANC・外音取り込みに魅力を感じる
- 再生時間の長いイヤホンが欲しい
- 動画・ゲームを低遅延で楽しみたい
機能モリモリのイヤホンでは決してありませんが、音質・NC性能に特化したイヤホンとして非常に優秀なのは間違いありません。
SOUNDPEATSの真髄が味わえる良イヤホンとして自信をもっておすすめ出来る製品です。
\ SOUNDPEATS Capsule3 Pro /