こんにちは、REOTAN(@REOTANnoheya)です!
今回はANKERから新発売されたヘッドホン「Soundcore Life Q30」をレビュー。
最大40時間の音楽再生やハイレゾ再生にも対応!
ANC(アクティブノイキャン)もさらなる進化をとげ、コスパの良さから大ヒットの予感がプンプンするヘッドホンです。
ちなみに月に数台はイヤホン・ヘッドホンを購入するほどのガジェット好きな筆者。10,000円前後のアイテムを中心に、最近は下記のアイテムをよく使用しています。
普段使用しているアイテム
- SONY:「WF-XB700」・「MDR-1000X」・「MDR-XB950N1」
- JVC:「HA-A50T」・「HA-FX100T」
- AG:「WHP01K」
まずは「Soundcore Life Q30」 (以下Q30)のデザインや内容物を中心に見ていきましょう!
Anker Life Q30のデザイン・内容物
①Q30の「外箱・中身」
外箱は洗練されたデザインのパッケージです。
内容物はこんな感じ。持ち運びに便利なハードトラベルケースが付属し、かなり洗練された印象を受けます。
Anker Life Q30の内容物
- ヘッドホン本体
- ハードトラベルケース
- 充電用USB-C &USB-Aケーブル
- 3.5mm AUXケーブル
- クイックスタートガイド
- 安全マニュアル
②Q30の「ハードトラベルケース」
ケース表面は少しざらつきのある灰色の布地で作られています。「ハードケース」と言うこともありヘッドホンを守るのに十分な強度が保たれています。※→後述しますが現在は「丸型」の形状へ変更されています。
ヘッドホンは下記の形で収納可能です。収まり具合はかなり良いので、ケース内でグラつく心配はありません
便利なポケットも付属しているので、充電ケーブルなどを一緒に持ち運ぶことが可能です。
縫製も丁寧に行われており質感に関してはかなりGood。ナイロンファスナーの滑りも良好です。
現在は「丸型」のトラベルケースが付属
発売当初は上で紹介した様な「四角形」のトラベルケースが付属していましたが、2021年1月18日以降の出荷分から「丸型」へと形状が変更されました。
かなり品質の良いケースだっただけに、ちょっと残念な変更点ではありますね。
③Q30「ヘッドホン本体」
本体は非常にスタイリッシュなデザインです。ビルドクオリティが高く、価格以上の完成度がある印象です。
イヤーカップ外側はゴールド調の渋めのロゴがデザイン。後述しますが、右側のカップは外音取り込みモード移行時のタッチパネルも兼用しています。
イヤーカップは絶妙なフワフワ感。耳への圧迫感はほぼ皆無と言って良いでしょう。合皮素材ではあるものの、耐久性も高そうなので短期間のうちにボロボロしてくる心配はなさそうです。
スライダーも非常に丁寧に造られおり、強度もしっかり保たれています。
スライダー外側には「アクティブノイズキャンセリング」と英字で印字。ノイキャン機能への自信が伺えますね。
ヘッドバンドの外側はブラックのヘアライン加工が施されています。
内側もかなり肉厚なクッション地の造り。おそらく合皮素材だとは思いますが、「モチフワッ」とした触感です。
各種操作ボタンは左右のイヤーカップに配置されています。(※撮影の都合上、左右反転してます)
【イヤーカップの操作体系】
左側イヤーカップ | 右側イヤーカップ |
|
|
Anker Life Q30の主な製品仕様
続いてAnker Q30の主な仕様について確認していきましょう!
形式 | オーバーイヤーヘッドホン |
再生周波数 | 20Hz-20KHz (Bluetooth) /16Hz-40KHz (ケーブル) |
通信方式 | Bluetooth 5.0 |
対応コーデック | SBC、AAC |
ドライバサイズ | 40㎜ |
再生可能時間 | 最大40時間(NC時)/最大60時間(通常) |
充電時間 | 約2時間 |
充電端子 | USB-C端子 |
重量 | 約260g |
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Anker Life Q30のペアリング方法
iPhone8で接続してみました。今回は通常のペアリング方法を解説していきます。(※NFC対応機種ではNFCペアリングも可能です)
step
1再生デバイスのBluetoothをONにする
ヘッドホンの電源を数秒長押しし、iPhone側のBluetoothをONに設定。
接続待機リストに「Soundcore Life Q30」と表示され、下記の画像の様にペアリング待機状態になります。
step
2表示された「Soundcore Life Q30」をクリック
「Soundcore Life Q30」をクリックし、ペアリングを開始します。
step
3ペアリング完了
ペアリングが完了するとiPhone側で下記の様に「接続済み」と表示されます。ペアリングはこれで完了です。
Anker Life Q30の主な特徴・ポイント
「Q30」の主な特徴やポイントを以下にまとめました。価格からは考えられない程、機能が満載です。
Anker Q30の特徴
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)対応
- ハイレゾ再生対応(AUXケーブル接続時)
- Soundcoreアプリによる多彩なイコライザー設定
- 外音取り込みモード搭載
- 最大40時間再生のしたロングバッテリー
- マルチポイント対応
- NFCペアリング対応
- 切断しにくい優れたBluetooth接続
- 付け心地の良いイヤーパッドによる抜群のフィット感
①アクティブノイズキャンセリング(ANC)対応
本機は「アクティブノイズキャンセリング(ANC)」機能を搭載。以下の3つのモードを「左側のイヤーカップ or 専用アプリ」から選択することが可能です。
モード設定
- 標準
- 外音取り込みモード
- ノイズキャンセリングモード
ノイズキャンセリングモードはさらに細かく3つの設定が可能
その内の1つ、ノイズキャンセリングモード選択時には周囲の環境に応じて、さらに細かく以下の3つのモードを選択することが出来ます。
- 「交通機関」
- 「屋内」
- 「屋外」
モード変更は専用アプリ「Soundcore」から変更可能。モードも瞬時にヘッドホン側で切り替わるので、アプリの出来も非常に優秀です。
①Q30のANCの効果は?
「ノイズキャンセリングモード・屋内」を選択時を例に、ANCの効果を自宅・カフェで検証しました。
ANCの効果は?
- 低音を中心とした雑音を程よくカット
- 周囲の雑音・話し声も50%位カットする印象
- 無音時のホワイトノイズは控えめ
- ノイキャン特有の耳への圧迫感も少なめ
テレワーク・在宅勤務の際に周囲の音が気になる方も多いはず。
自宅・カフェで使用してみましたが、程よく周囲の雑音・会話をカットしてくれる印象です。完全な無音にはなりませんが、ANCオフと比較して体感で50%くらいは軽減してる感じに。
②Q30とMDR-1000XのNC効果を比較
3年前発売の機種にはなりますが、MDR-1000XはNC効果にも優れた30,000円弱のいわゆる高級モデル。
先程と同条件で比較した際のNC効果を示すとこんな感じに。
- Anker Q30 : 周囲の音を約50~60%カット
- MDR-1000X : 周囲の音を約80%カット
さすがにNC効果ではMDR-1000Xに軍配が上がるものの、価格を考えればQ30は大健闘と言って良いでしょう。むしろ10,000円を切る価格でこの性能を発揮できるのは結構すごいこと。Q30がANC機能を前面に打ち出しているのも頷けます。
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②ハイレゾ再生に対応
有線接続時のみにはなりますが、付属のAUXコードを使用する事でハイレゾ再生が可能です。
音質については後ほど詳しくレビューしていきますが、40㎜のドライバーを搭載していることもありハイレゾ音源も豊かに表現。Bluetooth接続と比較して、解像度・レンジが少し向上する印象を受けました。
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③専用のSoundcoreアプリが優秀
「Q30」は専用アプリ「Soundcore」を利用する事が可能です。
アプリをインストール後に本機を登録すると、先ほど紹介したANCモード選択に加え下記の設定を行うことが出来ます。
- イコライザー設定
- 睡眠モード設定
- ファームウェア更新
- スタートガイドの閲覧
イコライザーは全部で22種類の中から選択可能。定番のロック・R&Bはもちろん、「話し言葉」と言った変わったプリセットも搭載。
もちろん自身でイコライザーをカスタムすることも可能。好みに合わせて、高音を強調したりすることも自由自在です。
④外音取り込みモードを搭載
本機はヘッドホンを装着したままでも外の音を聞くことが出来る「外音取り込みモード」を搭載。右イヤーカップのパネル部分を一秒タップすると、外音取り込みモードに切り替えることが可能です。
元の音量もほとんど下げることなく利用することが出来るので、車内放送などの大切な連絡を聞き逃したくない時は非常に便利。完璧に外音を聞きとることは難しいですが、店内の放送の聞き取りや家族と会話することは可能でした。
⑤最大40時間再生可能なロングバッテリー
ノイズキャンセリングモードの時に最大40時間、通常モードで60時間の再生に対応しています。
- ノイズキャンセリングモード:40時間
- 通常モード:60時間
⑥マルチポイント対応
本機はマルチポイントに対応。同時に2台の機器に接続することが出来るので、
- 自分のスマホ :音楽再生
- 仕事用のスマホ:連絡待ち受け
と言った具合に、利用シーンに合わせてヘッドホンを使用することが可能です。※1度に再生出来るのは1台の機器まで。
Anker Life Q30の音質
下記の楽曲・環境で音質を検証してみました。(※iPhone8・AAC接続、標準モードで再生)
再生楽曲
- GLAY:「誘惑」「SOULLOVE」
- BAND-MAID:「DOMINATION」「endless Story」
- BABYMETAL:「Elevator Girl」「Shine」
- Mrs. GREEN APPLE :「インフェルノ」「青と夏」
- YOASOBI:「夜に駆ける」「群青」
※リンクはYouTubeのものです。
Anker Q30の音質
- 低音ズンズンとかなり強め
- ボーカルを中心とした中音域は低音に埋もれることなくスッキリ聞こえる
- 楽曲全体の解像度はなかなかGood!
- 音の広がり・レンジ具合は高音域が少しせま目な印象
- シンバル系のシャリ付きも控えめなので楽曲も聴きやすい
第1印象としては「おっ!低音がズンズンくるねぇ」と言った感じ。重低音モデルではないものの、低音をしっかりと鳴らしてくれます。
楽曲全体の広がり(レンジ)はそこまで広くはありませんが、ワイヤレスイヤホンにありがちな「耳で鳴っている様な窮屈感」は皆無。40㎜ドライバーを搭載していることもあり、一定の空間内で豊かに楽曲を表現してくれます。
高音域は少しせま目な印象なものの、決して窮屈というワケではなく低音とのバランスが上手くとれている感じ。
シンバル系のシャリ付きも多少感じはしますが耳障りな印象はありません。楽曲全体で考えるとかなり上手にまとまっていると思います。
解像度も10,000円以下のモデルと考えたら大健闘!低音に支えられた質の良い量感で包み込んでくれるような印象です。
Anker Life Q30はこんな人におすすめ
Anker Q30はこんな人におすすめ
- 10,000円以下で品質・音質の良いヘッドホンを探している方
- 締め付け感の少ない、フィット感の良いヘッドホンを探している方
- 通勤・テレワーク時にANC機能を活用したい方
- ハイレゾ再生・アプリ連携などに魅力を感じる方
- 最大40時間再生のロングバッテリーに魅力を感じる方
繰り返しにはなりますが、10,000円以下のモデルでこれだけの機能性・快適なフィット感を両立したのは正直脱帽もの。低音もしっかり鳴らしてくれるので、色々な楽曲を楽しく聴かせてくれるのもGoodポイントです。
在宅勤務の機会が増え行く中、ロングバッテリー性能も相まって一日中装着していたくなるヘッドホンとも言えるでしょう。Ankerファンならずとも注目のヘッドホンです(‘ω’)ノ
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