こんにちは、REOTAN(@REOTANnoheya)です。
今回はゲーミングPC「OMEN by HP 25L」をレビューしていきます。
この「OMEN by HP 25L」は何といってもデザインが秀悦!単なるゲーミングPCとしてだけでなく、映えインテリアとしても使える才色兼備の一台です。

本製品の特徴をまとめるとこんな具合。ここでは書ききれない程たくさんの特徴を兼ね備えています。
HP OMEN 25Lの主な特徴
- 内部構造が見えるスタイリッシュなデザイン
- デスク横にピッタリのミドルサイズ
- ワンタッチで取り外し可能なサイドパネル
- HDDやメモリ増設・交換などに対応
- 充実のインターフェース
- Bluetooth&Wi-Fiを標準搭載
- 高性能CPU&GPUでゲーム・動画編集もサクサク
- 「OMEN Gaming Hub」によりPC管理も楽々
- 通常時でも18万円台~購入できる抜群のコスパ

本記事ではそんなOMEN by HP 25Lを徹底解説。デザインやスペック、ベンチマーク測定やゲームの動作状況などを詳しくレビューしていきます。静音性能や温度についてもまとめているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
OMEN by HP 25L のスペック
今回購入したスペックがこちら。12世代の「Core i7-12700F 」を搭載しているため、ゲーム以外の用途も比較的サクサクこなせます。
OMEN by HP 25L |
|
OS | Windows 11 |
本体カラー | ブラック |
CPU | Core i7-12700F |
GPU | RTX 3060 |
電源 | 500W(80PLUS Bronze) |
メモリ | HyperX 16GB (8GB×2) |
ストレージ | WD 1TB M.2 SSD |
Wi-Fi | IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6) |
Bluetooth | Bluetooth5.0 |
付帯保証 | 1年間引き取り修理サービス |
価格 | 18万円台~ |
ちなみにGPUを「RTX3060Ti」にしたモデルも展開されています。納期が大幅に伸びるものの本製品と2,500円位しか価格差がないため、納期が待てる方はRTX3060Tiモデルを選ぶのもおすすめです。

OMEN by HP 25L のデザイン
・都会的なデザインが美しい本体
本体はブラックを基調としたスタイリッシュなデザイン。良い意味で「丸み」がないため、先進的で都会的な印象です。
前面にはLEDライトとOMENのロゴをデザイン。ヘアライン加工が施されており、見た目と性能にこだわった造りになっています。
左側面側には強化ガラスパネルを搭載。背面側のボタンを押せばワンタッチで開閉できるため、内部へのアクセスも楽々。メンテンナンスもこまめに行えます。

右側はシンプルにOMENのロゴがデザインされています。
天面はメッシュ状のデザインを採用。エアフロー効率的にも優れた形状となっています。

・充実のインターフェース
HP OMEN 25Lはインターフェース類もかなり充実。便利なUSB-Cポートも2口搭載しています。
天面
天面はわりとスッキリとしたデザイン。日頃よく使うオーディオ出力やUSB-Aポートにアクセスしやすい構造です。
【インターフェース】
- マイク入力
- オーディオ出力
- USB-A ×2
- 電源ボタン
背面
背面側はUSB-A×4、USB-C×2ポートを中心に豊富な端子を搭載。日常使いで困ることはほとんどなさそうです。
【インターフェース】
- マイク入力
- オーディオ入力
- オーディオ出力
- USB-A 2.0 × 4
- LANポート
- USB-C 5Gbps
- USB-C 10Gbps
- HDMI 2.1
- Displayポート1.4A × 3
- 電源コネクタ

・デスク横に設置したイメージ
参考までにデスク横に設置しするとこのような感じ。基本的に木目&ブラックの環境を作っているので、デスク周りがかなりスタイリッシュになった印象です。

【関連記事】
-
-
【レビュー】イトーキ ゲーミングチェア YL9G 在宅勤務・PS5でも使えるおすすめチェア
続きを見る
OMEN by HP 25L の内部構造
・コンパクトにまとまった内部
OMEN by HP 25Lの内部は、かなりコンパクトにまとまっています。上部は比較的スペースが確保されていますが、大きな筐体ではないため拡張性は最低限といった印象です。
ケーブル類もしっかりまとめられています。増設の予定がなければ、このままスッキリした形で利用可能です。
右側中央には3.5(2.5)インチベイを一つ搭載。電源・SATAケーブルも付いているため、HDD増設も楽々行えます。
マザーボードの仕様 | |
タイプ | BlizzardL マザーボード |
フォームファクター | Micro ATX (24x 24cm) |
チップセット | Intel H670 |
ソケットタイプ | LGA1700 |
メモリソケット | DDR4 (288ピン) × 4 |
・CPU & CPUクーラー
CPUには「Core i7-12700F」を搭載。CPUクーラーにはサイドフロー型の「2ヒートパイプ 空冷クーラー」が設置されています。
・メモリは16GB搭載
メモリはHyperX 16GB (8GB×2) DDR4-3200MHzを搭載。メモリスロットは合計4基が利用可能です。(※最大128GB)
CPUクーラー、メモリの両方とも専用アプリでLEDカスタマイズが可能です。詳しくは後述しますね。
・GPUはRTX3060を搭載
GPU(グラフィックボード)はRTX3060を搭載。型番は不明ですが、たわまない様にサポートバーでしっかり補強されています。吸気ファンは背面側に一つ設置されています。
電源を入れると「GEFORCE RTX」が白色に点灯します。アプリでのLEDカスタマイズには非対応ですが、中々オシャレな印象です。

・電源はCooler Master製 500Wを搭載
PCの心臓部にもあたる電源は、Cooler Master製500W(80PLUS Bronze)が採用されています。

専用アプリで好みのカスタマイズ
専用アプリ「OMEN Gaming Hub」を利用すると、LEDライティングや電源モードの変更など様々な設定が可能です。
「OMEN Gaming Hub」で出来ること
- 現在のPC状況の把握
- メモリオーバークロック設定
- ネットワーク帯域幅の使用率確認
- LEDコントロール
- 電源モードの変更
- 温度コントロール(ファン制御)
「LEDコントロール」では、前面・メモリ・CPUクーラーのカスタマイズが可能です。好みの色へ変更したりアニメーションを付与することもできるため、自分好みのカスタマイズが楽しめます。
「温度コントロール」では、ファン速度の設定が可能です。「静」「標準」「パフォーマンス」から選択でき、手動で設定することも出来ます。

OMEN by HP 25L のベンチマークを計測
CPUやSSD、GPUを代表的なベンチマークソフトで計測してみました。※テスト結果はあくまでも参考値としてご覧ください。
・CINEBENCH R23
CINEBENCH R23ではCPUの演算性能を測定します。シングル性能が高いほどサクサク動き、マルチスレッド性能が高いほどマルチ作業や動画エンコードなどを効率的に行うことが出来ます。
最適モードで計測
マルチで15,261、シングルで1,764のスコアを獲得しており、AMD版のOMEN 25Lよりも高いマルチ性能です。動画編集なども視野に入れるのであれば、インテル版の本製品を選んだ方が良いですね。
・3DMark Time Spy
3DMark Time Spyでは、WQHD解像度のDirectX 12の性能をテスト。3Dグラフィックス性能を計測していきます。

・CrystalDiskMark
CrystalDiskMarkでは、SSDのデータ転送速度を計測します。
読み込み6,900MB/s、書き込み5,300MB/sといずれも高速の転送スピードを実現しています。
【関連記事】
・ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ
2560 × 1440 高品質設定で「非常に快適」の結果になりました。平均フレームレートも107を超えており、かなり快適にPLAY可能です。
・FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION
結構重めのゲーム「FFXV」でも2560 × 1440 / 高品質設定で計測してみました。結果は「快適」となり、普通に遊ぶ分にはほとんど問題ない性能を有しています。
画質を4Kに設定するとDLSSを有効出来るため、同時にこちらも計測。結果は「やや快適」となりました。

ゲームごとのフレームレート・温度を計測
ここからは人気ゲームの平均フレームレートやGPU温度などを計測していきます。検証はすべて「電源:バランス / 温度:パフォーマンス」にて行っています。
・Apex Legends シーズン14
※フルHD / TSAA / VRAM2GB / 異方性4× / 垂直同期OFF / その他は無効 or 低設定
平均170FPS、GPU温度は82℃あたりでPLAYできました。
ウルトが入り乱れるような混戦になるとさすがにFPSは低下しますが、全体的にかなり快適に遊べる印象です。画面の粗さや引っ掛かりを感じることもないため、上限を144fps固定にしてPLAYするのも問題ない感じです。
・フォートナイト チャプター3 シーズン3
フォートナイトはCPU性能に左右されるタイトルと言われています。リプレイモードを利用し、競技設定・パフォーマンスモード・DX12でPLAYした際のデータをまとめました。
【パフォーマンスモード】※フルHD
平均350fps、GPU温度は73℃あたりでPLAYできました。滑らかなフレームレートで遊びたい場合は、パフォーマンスモード一択です。ただしその分描写が荒くなってしまうので、この辺りは好みによりそうですね。
【競技設定】※フルHD
平均220fps、GPU温度は78℃あたりでPLAYできました。240fps固定でプレイするのは難しそうですが、個人的には画質・遊びやすさを考えると競技設定が一番お好みです。PCスペック的にもかなり安定して遊べる印象です。
【DX12&DLSS パフォーマンス】※WQHD
※WQHD解像度、DLSSをパフォーマンス、3D解像度50%固定、描画距離 最高
レンダリングモードをDX12にすると、DLSSをオンにすることが出来ます。
平均200fps、GPU温度は83℃あたりでPLAYできました。WQHD解像度でもDLSSを使用することで、比較的高いFPS値を維持することが出来ます。GPU温度が上がるためファンの音も大きくなりますが、高い解像度でPLAYされたい方におすすめです。

OMEN by HP 25L の動作音について
大きな筐体ではないだけに「ゲーム時の動作音」が気になる方も多いことでしょう。あくまでも私の体感ではありますが、各動作時の「動作音」についてまとめました。
PCから約50㎝離れた距離での感想
- ブラウジング:かなり静か。ファンが回ってるのがかすかに聞こえる程度
- 軽めのゲーム:扇風機の「弱~中」の音。サッーとした回転音が聞こえる
- APEX :扇風機「中」くらいの音。少し重めにファンの音が聞こえる
- FFXV(ベンチマーク):扇風機「大」の音。ヘッドフォンがないと正直耳障り
部屋の環境や温度・PCの設置場所によっても数値は変化しますが、おおむねこの様な感想です。あくまでも「一個人の感想」として捉えて下さい。
重めのゲームになるほど負荷が増えるため、相乗的にファンの音も大きくなってしまいます。ただしゲームをする時はだいたいヘッドホンを付けているはずなので、そこまで神経質になる心配はなさそうです。

\ Razer NC搭載ワイヤレスヘッドホン /
OMEN by HP 25L の良い点・気になる点
OMEN by HP 25Lを使って気が付いた「良い点」・「気になる点」をまとめました。
・OMEN by HP 25Lの「良い点」
- 都会的で先鋭されたデザイン
- PCライティングなども細かく調整できる
- 内部にアクセスしやすいガラスパネル
- Core i7-12700F&RTX3060 でゲームも普通にあそべる(※フルHD)
- 初めからBluetooth&Wi-Fiが搭載されている
- 天面・背面のインターフェースが充実
- RTX3060モデルであれば納期が早い
使い始めて2週間ほどですが、大体このような感想です。高いデザイン性とちょうど良いスペックが使いやすく、ゲームや日常的な作業において必要十分の性能を有している印象です。
RTX3060モデルであれば執筆時点で納期が3日となっているため「急ぎで高スペックのゲーミングPCが欲しい」という方にもおすすめ出来る一台です。(※8/15時点)
・OMEN by HP 25Lの「気になる点」
反対に気になったのが「電源が500W」「価格の変動幅が大きい」という点です。
元の完成度が高いためそこまでカスタマイズされる方も少ないかと思いますが、電源も500Wと低めのモデルです。将来的にグラボを交換したりする予定のある方は注意が必要です。

\ HP セール情報をチェック /
OMEN by HP 25L はこんな人におすすめ
今回はデスクトップゲーミングPC「OMEN by HP 25L」についてレビューしてきました。
実際に使用して感じたのは、めちゃめちゃ所有欲を満たしてくれる一台だという点。せっかくの高い買い物ですから、長い間使いたいですもんね。
「OMEN by HP 25L」はこんな人におすすめ
- おしゃれなゲーミングPCを探している方
- 17万円前後で充実スペックのPCを探している方
- ゲーム・動画編集などクリエイティブ作業の多い方
- APEXやフォートナイトを高FPSでPLAYしたい方
この様な方には選んで間違いなしのベストアイテムと言える製品です。
