Mobvoi TicNote レビュー:AIエージェント「Shadow」搭載!革新的ボイスレコーダーが凄かった

【PR】製品提供を受けてレビューしています。

今回はMobvoiから発売されたAI搭載ボイスレコーダーTicNoteをご紹介していきます。

Mobvoiといえば、スマートウォッチTicWatchシリーズが有名ですよね。当ブログでもこれまで3製品レビューしたことがあります。

TicWatch Atlas

今回ご紹介するTicNoteは、単なるボイスレコーダーではなくAIエージェント「Shadow」を内蔵

録音した音声や関連情報を基に、分析や要約、チャットや深いリサーチまで行ってくれるため、自分専用の知的パートナーとして利用することができます。

会議や講義・アイデア整理や日々のメモなどの日常的なワークフローをグンと手助けしてくれる便利ツールだったので、本記事で詳しくご紹介していきます。

目次

TicNoteの概要

本体デザインや内容物

外箱はとてもシンプルな形状です。

内容物として、TicNote本体・Magsafe対応ケース・マグネットリング・充電ケーブル・ユーザーガイド等が同封されています。

TicNote自体はとにかくコンパクトで、約86 x 55 x 3 mm・ 重さも約29gほどしかありません。

クレジットカードとほぼ同じサイズ感なので、その小ささが自ずと分かりますね。(厚みはクレカ3枚分くらい)

使い方もとてもシンプルで、右側の電源ボタンを2秒長押しするだけでOK!録音~終了までワンタッチで行えます。

録音中はディスプレイ上に録音ステータスを表示してくれます。

また、録音モードは通話録音ができる「イヤホンモード」、会議や講義などの録音に便利な「スピーカーモード」の2種類を搭載。

ボタンを上下させるだけで、簡単に切り替えることができます。

イヤホンモード

スピーカーモード

iPhone(スマホ)と一緒に持ち歩ける

専用のケースは、レザー調のとてもシックな仕上がりです。背面にはマグネットが内蔵されているため、iPhone16 Proの背面にもピタッと張り付いてくれます。

付属のマグネットリングを取り付ければ、Magsafe非対応のiPhoneやAndroidスマホでも使えますよ!

iPhone16 Proのレンズ部分に干渉することもないので、見た目もとてもスタイリッシュ。厚みも8mm程度しかないので、持ち運びも苦になりません。

ちなみに、ケースに入れたまま充電することもできます。この辺の使い勝手もしっかり考えられています。

約1.5時間でフル充電可能

ハードウェアの特徴

ハードウェア関連のスペックも充実していて、メモリは64GBを搭載。最長25時間の連続録音と最大434時間録音が可能です。

また、ノイズキャンセリング搭載の高品質マイクを3つ搭載しているため、周囲が騒がしい環境でもクリアな録音を実現してくれます。

録音可能な距離についても最大10m程度まで対応しています。この辺りの品質の高さは流石専用ツールと言えますね

その他、データ転送方法として「Bluetooth」「Wi-Fi」、PCへは充電ケーブルでの有線接続に対応しています。

後ほどご紹介しますが、録音データは一度アプリの方へ転送する形になるので、基本的には「Bluetooth」or「Wi-Fi」での利用がメインになります。

基本的にはBluetooth or Wi-Fi転送

主なAI機能(Shadowの機能)

TicNoteの最大の特徴と言えるのが、冒頭でも触れたAIエージェント「Shadow」を搭載している点です。

このShadowでは、音声データをスマホに転送するだけで下記の複数の処理を行ってくれます。

Shadowについて

•文字起こし、要約、翻訳、マインドマップ

→録音された音声を自動テキスト変換(文字起こし)。内容を要約して、主要なポイントをまとめて確認することも可能。言語も100以上に対応しているため、異なる言語間の翻訳も可能です。また、マインドマップ作成にも対応。情報を視覚的に整理てくれるため、情報の把握がとにかくラクになります。

•Flash Chat(フラッシュチャット)

→チャット形式でShadowとやり取り可能です。知りたいことも即座に回答してくれるため、生産性が格段にUPします。必要に応じてネット検索を加味する形でのやり取りも可能です。

•Deep Think(ディープシンク)

→Shadowが深い思考を巡らせて、もう1段階深いデータを明快に回答してくれます。

•Random Thoughts(ランダム思考)

→ウォーキング中や移動中に思いついた突発的なアイデアやひらめきを、音声メモやテキストで手軽に記録できます。そのデータをShadowがバックグラウンドで処理することで、さらにアイデアを洗練させたり、他の情報と関連付けたりすることも可能です。

•Deep Research(ディープリサーチ)

→これまでに記録した音声ファイルや追加したファイル(PDF, DOC, DOCX, TXT)などを横断的に分析し、文脈に応じた深い洞察やレポートを提供してくれます。プロジェクト単位でも利用できるため、複数のデータからより細かな分析が可能になります。

•Aha Moments(アハ・モーメンツ)

→ShadowがこれまでUPした音声ファイルやメモ、ファイルなどを把握し、見落としていた課題や気づかなかった解決策を提案してくれます。新たな視点や発想得るヒントにもなるので、常に一歩先を行くためのサポートをしてくれます。

文字起こしや要約、マインドマップ作成が超かんたん

会議や講義などで録音した音声データは、アプリに転送するだけで自動的に文字起こしや要約を行ってくれます。

ちなみに下記は、以前YouTubeで自分がUPしたスマートウォッチ関連の動画を録音したもの。自分でもビックリするくらいの精度で、かなり正確に文字起こしをしてくれました。

Screenshot

驚いたのが要約が超分かりやすい点!文末にはAI提案という形で、情報の質を上げるための提案までしてくれるので、これは使わない手はないです!

Screenshot

文末にはAI提案という形で様々なアドバイスを提示してくれます

もちろんマインドマップ作成もすぐに確認可能です。一つのテーマから、こうして網羅的に情報を把握することができるため、内容の構造を理解するのにとても役立っています。

もちろん翻訳機能も充実しているので、例えば英語で録音した物を日本語に翻訳なんてことも可能です。文字起こし後に翻訳という手間はかかるものの、言語の壁を気にする必要がなくなるのはめちゃめちゃ大きいですよね。

英語で文字起こし中

文字起こし後に翻訳可能です

外国語を学んでいる学生や海外とのやり取りが多い人にはとても役立つはず!

チャットでやり取りできるのがラク

すぐに情報を知りたい時には下にある「Shadowとチャット」を選択することで、フラッシュチャットが利用可能です。

音声データの中からShadowが必要な情報を抽出してくれるため、個人的にも一番よく利用する機能です。

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必要な情報を素早く抽出してくれます

ディープシンク=深く考える

また、チャット内では左下にある「深く考えるをONにすることで、ディープシンクを利用することができます。

この機能をONにすると、通常のチャットよりも1段階深堀する形でさらに細かな回答を抽出してくれるため、「早く知りたいけど情報の質も確保したい」って時に役立つ機能です。

Screenshot

同じことを聞いても回答の階層が深くなります

内容が難しいデータであるほど、こちらのディープシンクを使う価値が出てきそうですね

思いついたアイデアやひらめきをすぐに記録

最速2秒で録音スタートできるから、いつでもどこでも手軽に記録することができます。

録音データが複数に散らばってもShadowが網羅的に情報を整理して処理してくれるため、新たな気付きやアイデアを洗練することも可能です。

ディープリサーチで情報を深堀り

プロジェクト単位での情報管理が可能なので、音声データやPDF、DOCXといった複数のファイルにまたがる情報を横断的に分析することが可能です。

音声やPDFなどの複数のファイルを1つのプロジェクトにまとめられます

プロジェクト全体の文脈を理解した上で情報の深部まで徹底的にリサーチしてくれるため、より正確で関連性の高い情報を取得することができます。

Screenshot

ちょっとした誤字ならある程度認識してくれます


AhaモーメントでひらめきをGET

録音内容やプロジェクト内のドキュメントや音声などを分析して、Shadowが一歩先回りして新たな視点や解決策を提示してくれます。最大で週2回の通知で知らせてくれます。

単一のオーディオファイルでに加えてプロジェクト単位でも利用可能です。これもなかなか面白い機能ですよね。

Screenshot

こんな感じでShadowが気付いた洞察を通知してくれます

TicNoteの活用シーン:どんな場面で便利?

どんな時に使う?
  • 会議や打ち合わせ・ミーティング
  • インタビューや講演の録音
  • 通話内容の録音
  • 学生の授業やセミナー
  • 思いついたアイデアやメモを都度記録

会議や打ち合わせなら議事録作成の手間も不要ですし、要約で重要なポイントだけを瞬時に把握することも可能です。

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難しい会議のテーマもしっかり要約してくれます

クリエイターの方ならインタビューや講演を「録音」→「文字起こし」→「レポート作成」なども効率的に行えます。

通話も自分と相手先を区別して記録してくれるため、手書きで一生懸命メモを取るって言う手間も削減できますね。

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SPEAKER_01とかの部分は後で書き換え可能です

また、単一の録音データやプロジェクトを含め、他人との情報共有もかんたんに行えます。会議に欠席した場合でも、情報を素早く共有できるため作業効率がグンとUPします。

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利用料金とプラン

利用料金とプラン
  • 本体価格:24,900円(2025年6月1日時点のAmazon価格)
  • 無料プラン:月額0円(月300クレジット)
  • Proプラン:月額2,000円 / 年間13,000円(月1,500クレジット)
  • <発売記念特典>2025年7月15日までに購入すると、Proプランが3ヶ月間無料

これまで説明してきた文字起こしや要約などを利用するにはクレジットを消費します。スマホゲームで言うジェムみたいなものです。

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無料プランでも普通に使えるとは思いますが、2025年7月15日までに購入すればProプランが3ヶ月間無料で体験可能です!

動課金されることもないので、まずは自分がどのくらい使うのかを見極めるうえでも早めに使い始めるのが賢明そうですね。

TicNoteの良い点・気になる点

気になる点はいくつかあるものの、これまで沢山の会議に参加したり頻繁にメモを取る機会が多い人にとっては「価格以上の価値を提供するデバイス」だと言えます。

時は金なり(タイム・イズ・マネー)じゃないですけど、AIで効率化できるところは徹底的に効率化した方が、ドンドンこの世の中を勝ち抜いていくのかと。

特にこのTicNoteはアプリもシンプルで使いやすいですし、他社製のボイスレコーダーでは難しいプロジェクト単位での管理も容易にできるので、この辺りも大きなアピールポイントだと言えるでしょう。

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この記事を書いた人

オーディオやガジェット・ゲーム関連のレビューを中心に行っています。
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