今回はKiwiEarsから発売中の「Cadenza」をレビューしていきます。
高級スピーカーに使用されることがある「ベリリウム素材」を採用しながら、約30ドル(約5,000円前後)のハイコスパを実現したイヤホンです。
筐体デザインもとても美しく、スピード感と太く・柔らかな低音が融合した、聞いていて楽しいサウンドが特徴的です。今回Linsoul様からレビュー機会を頂きましたので、本記事で詳しくレビューしていきます。
– Kiwi Ears Cadenza –
【本製品の特長】
■10㎜ベリリウム1DDを搭載
■3Dプリントされたフィット感抜群の筐体
■4カラーから選べるシックなデザイン
■3種×3サイズのイヤーピースを同封
■約30ドル(約5,000円前後)のハイコスパ
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※【PR】Linsoul様より製品をご提供いただいております。
Kiwi Ears Cadenzaのデザイン
・パッケージ内容
外箱はパープルを基調としたデザインです。
パッケージ内容はこんな感じ。いたって普通の内容ではありますが、イヤーピースが3種類×3サイズ同封されているのは嬉しいですね。
3種・3サイズ・3カラーのイヤピを同封
ケーブルは黒色銅線が同封されています。標準的な太さで、取り回ししやすいケーブルです。
プラグも一般的な0.78㎜/2Pinを採用。L・Rの印字も行われているので、この辺りは初心者にもやさしい設計ですね。
L・Rの印字付き
・シックでエレガントなイヤホン本体
イヤホンのデザインは超おしゃれ!医療グレードの樹脂を採用していることもあり、素材のチープさは一切感じません。
今回は「パープル」を使用
シェル(筐体)サイズは少し太めの印象ではありますが、3Dプリントの品質・質感は非常に好印象です。角感も一切ないため、耳へのフィット感は良好です。
L側のみ「KiwiEars」が印字されています
ノズル先端には返しが付いています。少し太目ではありますが、付属のイヤーピース以外でも問題なく使えるはずです。
Kiwi Ears Cadenzaのスペック
・主なスペック表
ブランド | KiwiEars |
モデル | Cadenza(カデンツァ) |
ドライバー構成 | 10mmベリリウムダイナミックドライバー |
インピーダンス | 32Ω |
音圧感度 | 110dB SPL/mW@1KHz |
再生周波数帯域 | 20Hz-20kHz |
ケーブル | 4コア編み込みケーブル(3.5㎜) |
コネクタ | 2Pin / 0.78㎜ |
・彩り豊かな4カラー
先ほど軽く触れましたがKiwi Ears Cadenzaは全4カラーが展開されています。
Kiwi Ears Cadenzaの音質をチェック
・深みのある低音と見通しの良いサウンド
1DDと言うこともあり、いつも聞きなれた耳馴染みの良いサウンドです。一から出汁を取ったスープの様な、奥深さと力強さ・そして耳当たりの良さを感じる音色傾向だと言えます。
特に低音は量感や芯の力強さがしっかりしており、楽曲を支える土台として存在しています。ベースラインやドラムのキレも良く、どことなく柔らかみを感じる出音が非常に好印象でした。
中音域、特にボーカルは若干前衛的に位置する印象です。横方向への音の広がりは気持ち控え目ではありますが、脚色されていないピュアな中音域を体感出来ました。
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高音域は、程よいヌケ感と透明感を保持したサウンドです。いわゆる見通しの良い音のため、音をキレイに感じ取れるのが好印象でした。
澱みや歪みを感じることも少ないので、サウンド全体の完成度の高さはかなり優秀だと言えます。サ行の刺さりやキンキンさを感じることもありませんでした。
Kiwi Ears Cadenzaはこんな人におすすめ
今回はKiwiEarsの有線イヤホン「Cadenza」をレビューしてきました。
おすすめ度:
こんな人におすすめ
- 手軽にベリリウムドライバー搭載イヤホンを体感したい
- ボーカルをしっかり堪能したい
- 5,000円前後で楽しく聞けるイヤホンを探している
- カスタムIEM沼に踏み入れてみたい
今回改めた感じたのがIEMの進歩・音質の向上がスゴイと言う点。数年前までベリリウムドライバー搭載でこの価格と言うのは考えられませんでした。
普段はワイヤレスイヤホンの人も一音聞けばそのポテンシャルの高さにきっと驚かれるはずです。「中華イヤホン」と言うカテゴリーを食わず嫌いすることなく、はじめの一本としてもお試しいただきたいイヤホンです。
– KiwiEars Cadenza –
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