Earfun製品は前回「EarFun Free 2S」をレビューしました。
手頃な価格で音がとにかく良いイヤホンなのですが、もうワンランク上のサウンドやNC効果も体感したくなりますよね。
そんな時に発売されたのが今回ご紹介する「EarFun Air Pro3」と言うモデルです。
ハイレゾ相当の高音質が楽しめるaptX Adaptiveへの対応やANC、LE Audioへの対応も予定されている個人的に大注目のワイヤレスイヤホンです。
迫力のある低音が味わえる豊潤なサウンドが最高すぎたので、皆さんにぜひご紹介したいと思います。
TWS 8,000円以上~1万円未満の部でVGP2023 金賞受賞!
-EarFun Air Pro3-
【良い点・気になる点】
良い点 | 気になる点 |
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※【PR】EarFun様より製品をご提供いただいております。
EarFun Air Pro3の主なスペック
モデル | EarFun Air Pro3 |
イヤホン形状 | カナル型 |
ドライバーサイズ | 11㎜DDドライバー |
コーデック | SBC、AAC、aptX Adaptive、LC3(今後対応予定) |
ブルートゥース | Bluetooth5.3 |
対応プロファイル |
A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
マイク | cVc 8.0ノイキャン |
マルチポイント | 〇 |
ANC | ハイブリッドANC(-43db) QuietSmart2.0 |
ゲームモード | 〇 |
外音取り込み | 〇 |
防水 | IPX5 |
再生時間 | イヤホン7時間 / ケース併用37時間 (※NCオンの時) |
充電方法 | USB-C / ワイヤレス |
重量 | 約5.2g(方耳) |
aptX AdaptiveやハイブリッドANC・NCオンの状態で最大37時間再生に対応するなど、アンダー1万円の機種とは思えない高機能っぷりです。
その他の基本スペックも非常に高く、マルチポイントやワイヤレス充電・ゲームモード等に対応。IPX5防水にも対応しているため、日常使いからエンタメ使い魔で幅広いシーンで活躍できる一台です。
YouTubeも低遅延で楽しめます
EarFun Air Pro3のデザイン
・パッケージ内容
外箱は白・黄色を基調としたEarFunカラーに仕上がっています。VGP2023で金賞を受賞したのもデザインされていますね。
パッケージ内容として下記の物が同封されています。
【パッケージ内容】
イヤーピースは全部で4サイズを同封。その他メンテンナンス用のクリーニングブラシも含まれていました。
・スタイリッシュで都会的なイヤホン
イヤホンはスティック型デザインを採用。都会的な雰囲気を醸し出すダークシルバーの配色が施されており、正直めちゃ×2格好良いです。
マルチポイントにも対応!
11㎜ドライバーを搭載していることもあり、内側部はこんな感じのプックリ形状。耳の奥まで「スッポリ」はまり込むような、絶妙なフィット感を実現しています。
耳の奥までしっかりハマってくれます
上部には丸形のタッチキーを搭載。感度もかなり良好で、思い通りの操作が可能です。
専用アプリ「EarFun Audio」の利用で、キータッチのカスタマイズも可能
【楽曲コントロール】
L側 | R側 | |
1回タップ | 音量- | 音量+ |
2回タップ | 再生 / 一時停止 | |
3回タップ | 前曲 | 次曲 |
長押し | NCカスタマイズ | 音声アシスタント |
※初期設定の場合
・ワイヤレス充電対応のケース
充電ケースは「60mm x 50mm x 31mm」のサイズ感です。平置きで使える、指紋の目立ちにくいマットな質感に仕上がっています。
背面側にUSB-C端子を搭載
ケース内部はこんな感じ。イヤホンが横置きで収納できるため、取り出しも非常にスムーズに行えます。
便利なワイヤレス充電にもしっかり対応。この辺の使い勝手の良さは流石EarFunと言ったところですね。
【充電時間】
イヤホン | 1時間 |
USB-C(ケース) | 2時間 |
ワイヤレス(ケース) | 3.5時間 |
EarFun Air Pro3の音質
【再生環境】
再生デバイス | Xperia 10 Ⅲ |
ストリーミングサービス | Amazon Music Unlimited / Apple Music |
コーデック | aptX Adaptive |
再生モード | ANC |
※エージングは20時間施しています
・強低音が味わる力強いサウンド
力強い低音が特徴的な豊潤なサウンドです。地響きの様な「音の圧と量感」を堪能できる、重厚な音が特徴です。
音の響き的には「ドンドン・ドシドシ」と言った具合ではあるものの、ボワつく様な感じは受けません。どちらかと言うと、量感を多めに感じるタイトな響きを味わうことが出来ました。
中音域に関しても低音の力強さを感じながら、音の余韻と比較的ワイドな広がりを感じさせてくれます。音場や空間域の狭さを感じにくかったのも非常に好印象です。
ボーカルも前衛的な位置取りがされており、男女問わず比較的クッキリとした声を堪能することが出来ました。
高音域に関しても横方向へ伸びるワイドな広がりを味わえました。
縦方向へのヌケ感・キラメキ感は抑え目なものの、ドラムのハイアット系の音が耳障りでない点もGoodポイントでした。
・音質の総合評価
強低音サウンドと言うこともあり、全体的にROCK・メタル系の楽曲とは相性抜群の印象です。デフォルト状態でもかなり力強いサウンドが体感可能です。
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EarFun Air Pro3のノイキャン効果は?
・通常使いにバッチリなNC効果
本製品は業界TOPクラスの最大-43dbのノイズを低減。独自技術「QuietSmart2.0」により、周囲から切り離される高いノイキャン効果を実現しています。
実際に室内外問わず使ってみたところ、
- エアコン室外機やサーキュレーターの音
- 車通りの激しい交差点の雑音
- トラック・バスなどのエンジン音
- 頭上で飛び交う航空機・ヘリの音
と言った耳障りな雑音を、低音域を中心に35%位カットしてくれる感覚を持ちました。元々のパッシブ効果も高いため、ノーマル状態でも程よいノイキャン効果を体感できたのには驚きました。
ノイキャン効果は結構優秀。普段使いに不満は感じません
・外音取り込みモードも問題なし
通勤時や買い物の際に意外と使うシーンが多い外音取り込み機能。この機能に関しても、通常使いには全く不満を感じない性能を搭載しています。
「サッー」としたホワイトノイズは生じてしまうものの、周囲の音を鮮明かつ明瞭に取り込んでくれました。
EarFun Air Pro3のその他の機能
・専用アプリ「EarFun Audio」に対応
専用アプリ「EarFun Audio」を利用することで、下記の設定・操作が可能になります。
アプリで出来ること
- バッテリー残量の確認
- NC・通常・外音取り込みモードの切替
- ゲームモード ON/OFF
- イコライザーの利用
- 製品チュートリアルの確認
- キーカスタマイズ
- FWの更新
TOP画面がシンプルに構成されているため、「どこで何をするのか?」が視覚的に分かりやすいのがこのアプリの良いところ。出来ることは多くありませんが、シンプルに使いやすいアプリです。
・イコライザーは4つのプリセットを搭載
イコライザーは低音・高音の設定が可能な4つのプリセットを搭載しています。
低音ブースト・低音を弱める ・高音ブースト・高音を強めるの4つを搭載
+マークをタップすれば、自分だけのイコライザー設定も可能です。名前を付けて保存することも出来るので、自分好みのサウンド設定も自由自在ですね。
・便利なマルチポイント機能搭載
EarFun Air Pro3は、2台のデバイスと同時接続できるマルチポイントに対応しています。
Bluetooth5.3対応による安定した接続性に加え、cVc 8.0 NC技術によるクリアな音声通話も可能です。接続もかなり安定しているので、ビジネス使いでも問題なく使える性能を搭載しています。
EarFun Air Pro3 レビューまとめ
今回はEarFunの新作ワイヤレスイヤホン「EarFun Air Pro3」についてレビューしてきました。
こんな人におすすめ
- aptX Adaptive対応に魅力を感じる(将来的にはLEAudioも使いたい)
- 力強い豊潤な低音サウンドが好み
- ノイキャン効果・外音取り込み機能を重視する
- マルチポイントやIPX5防水などの機能面に魅力を感じる
- 再生時間の長いイヤホンを使いたい
低音サウンドが特徴的ではありますが、ノイキャン効果も高くその他の機能面も非常に充実しています。
上記の機能に一つでも魅力を感じる場合は、購入して絶対後悔しない選択肢だと言えるでしょう。
-EarFun Air Pro3-
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