今回はFX-AUDIO単機能ハイレゾDDC「FX-D03J」をレビューしていきます。
この「FX-D03J」の利用方法はとってもシンプル。
USBに接続するだけでハイレゾデーター(24bit/96kHz)を、同軸と光ケーブルで利用出来るようになる超便利アイテムです。
本記事では通常版の「FX-D03J」を紹介していますがゲーム機で使う場合は、PS5等での動作が保証された「FX-D03J+ GAME edition」がおすすめです。
今回は少しニッチな使い方になりますが、通常版の「FX-D03J」と共にPS5とMixAmpの接続方法について解説していきます。
USB-DDC「FX-D03J」の主な仕様
ブランド | FX-AUDIO |
製品型番 | FX-D03J |
カラーバリエーション | ブラック |
デジタル入力 | USB TypeB端子 USB1.1/2.0対応 |
デジタル出力 | 同軸デジタル / 光デジタル |
USB/SPDIF変換 | VIA社製 VT1728A |
対応フォーマット | PCM 最大24bit 96kHz |
対応OS | Windows / Mac / |
付属品 | USBケーブル(約20cm) / 簡易説明書 |
サイズ | 高さ25mm×幅40mm×奥行き81mm |
重量 | 93g |
保証期間 | 6か月間 |
小型サイズで重さも93gとかなり軽量なので、使用時に場所を取らないのも「FX-D03J」の優れているポイントです。最大24bit/96kHzのハイレゾデータにも対応しているので、デジタルアンプやDACとの接続にも最適です。
※「FX-D03J+ GAME edition」では、最大24bit/192kHzに対応(PCのみ)
通常版は初めから青色USBケーブルが付属しています。後は光デジタルケーブルなどを準備するだけでOKなので、すぐに使い始めることができます。
※「FX-D03J+ GAME edition」では付属しません
USBケーブルは付属していません。別途下記の様なUSBA-Bケーブルを用意しておきましょう。
USB-DDC「FX-D03J」のデザイン・付属品
・「FX-D03J」のパッケージ内容
外箱は段ボール紙の質素なデザインです。24bit/96kHzへの対応もしっかりプリントされていますね。
※「FX-D03J+ GAME edition」では、最大24bit/192kHzに対応(PCのみ)
パッケージ内容は非常にシンプル。本体を含め以下の3点が含まれています。
「FX-D03J」のパッケージ内容
- FX-D03J 本体
- USBケーブル/20㎝(※「FX-D03J+ GAME edition」は付属なし)
- 取扱説明書
・「FX-D03J」の本体をチェック
本体には金属製の筐体を採用。シンプルな外観ながらしっかりとした剛性感を確保しています。
サイズ:高さ25mm×幅40mm×奥行き81mm
成人男性の手のひらに載せるとこの様な感じに。ちょっとしたすき間にも設置しておけるので、あらゆる用途で活躍してくれそうです。
全体的なビルドクオリティはかなり高めです。エッジ処理もしっかり行われているので価格以上の質感がしっかりあります
本体左側には2つの出力端子を搭載。USBからのデータを「光デジタル出力」「同軸デジタル出力」へと変換することが可能です。
右側には入力用のUSB TypeB端子を搭載。付属のUSBケーブルを接続して使用します。
同軸デジタル端子には金メッキ加工が施されています。ケーブルも「カチッ」としっかり差し込むことが出来るので、使用時に抜け落ちる心配もありません
・「FX-D03J」のUSBケーブルをチェック
通常版FX-D03Jには約20㎝のUSBA-Bケーブルが採用されています。ケーブルはちょっと太めのデザインです。
※「FX-D03J+ GAME edition」では付属しません。
本体に接続するとこの様な感じに。こちらも同様に「カチッ」とハマるので安心して利用することが可能です
「FX-D03J+ GAME edition」の場合は、下記の様なUSBA-Bケーブルを用意する必要があります。価格は約1,000円ほどで購入可能です。
「FX-D03J」とPS5・MixAmpを接続
・PS5・MixAmpとの接続方法
PS5とはUSB-Aで接続します。MixAmpは光デジタルに対応しているので、今回は光デジタルケーブルで出力を行います。
後は光デジタルケーブルをMixAmpに接続すれば完了です。
接続手順を図に表すとこの様な感じです。音声分離器とは違いHDMIケーブルが一本で済むのは嬉しいポイントです。
【FX-D03JとPS5・MixAmpの接続図】
・FX-D03JをPS5・MixAmpで使うメリット
- PS5の3Dオーディオ機能を使える
- Dolbyサラウンドが使える
- イコライザー機能が使える
主に上記の機能が利用可能です。例えば3Dサラウンド+Dolbyを組み合わせて使用できるなどサウンド面でのメリットが多いのが特徴です。
MixAmpの接続方法については下記の記事で解説しています。こちらもぜひ参考にしてみて下さい
\ 合わせてチェック /
「FX-D03J」はこんな使い方が出来る
今回ご紹介した使用方法以外にもこんな使い方をすることが出来ます。←むしろこっちが本来の使い方
- 光デジタルに対応したUSB DACなどと接続
- PC ⇔ デジタルアンプ 間を同軸・光デジタルで接続
- iPadAir4・iPadPro等のUSB-C端子を同軸・光デジタルに変換
使い方としてはUSB出力を同軸・光デジタルに変換するだけなので、シンプルイズベストの製品と言って過言ではありません。
個人的に面白い使い方だと感じたのがiPadと接続した時。
変換ケーブルをかませる必要はありますが、同軸・光デジタル経由で出力できるので、ハイレゾ音源(96khz)も高音質のまま楽しむことが出来ました。
「FX-D03J」はこんな人におすすめ
- PS5・MixAmpで3Dオーディオ/Dolbyサラウンドなどを活用したい
- PC・iPad等からデジタル経由でアンプ・スピーカーに接続したい
- 安価でビルドクオリティの高いUSB-DDCを探している方
ドライバ不要・電源不要と言うこともあり、様々なシーンで使えるのが本製品の最大の魅力です。
繰り返しにはなりますが、PS4/PS5やSwitchで使う場合は「FX-D03J+ GAME edition」の利用がおすすめです!
音にこだわりのある方にはピッタリな製品ですね!