こんにちは、REOTAN(@reotan)です。
以前紹介した「EarFun Wave Pro」の記憶も新しいですが、今回2年ぶりとなるWave Proの新作が登場しました!
それが今回ご紹介する「EarFun Wave Pro X」。前モデルの完成度をより現代的なスペックへと整えた超本格派モデルです!

実際に試してみると、独自の「DCAA同軸デュアルドライバー」による音質向上はもちろん、何気にスゴイLDACとaptX Losslessへの両対応、パラメトリックEQで超細かくカスタマイズできたり、最大90時間再生にも対応するなど、「1万円台半ばでここまで詰め込むの!?」と驚くばかりの進化を遂げています。
本記事では詳細なスペックや音質レビュー、パラメトリックEQによる音質変化まで、余すことなくレビューしていきますのでぜひ参考にしていただけたら嬉しいです!
【PR】製品提供を受けてレビューしています。
内容指示は一切なく、筆者の率直な感想をまとめています。
主なスペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| ドライバー | 40mm DLC複合振動板 + 10mm LCP振動板 (DCAA同軸デュアルドライバー) |
| Bluetooth | 6.0 (Qualcomm QCC3095) |
| 対応コーデック | LDAC / aptX Adaptive / aptX Lossless LC3 / AAC / SBC |
| ノイズキャンセリング | AI自適応ハイブリッドANC |
| 連続再生時間 | ANC OFF:最大90時間 / ANC ON:最大50時間 |
| 急速充電 | 15分充電で約10時間再生 |
| 有線接続 | USB-Cデジタル有線 / 3.5mm AUXアナログ有線 (有線時もANC利用可) |
| マイク数 | 合計8基 (AI cVc 8.0ノイズキャンセリング対応) |
| 次世代機能 | LE Audio / Auracast Google Fast Pair / マルチポイント / ゲームモード |
| 本体重量 | 約259g |
| 専用アプリ | EarFun Audio (10バンド・パラメトリックEQ対応) |
| 通常価格 | 16,990円(税込) |
圧巻のフルコーデック対応
最新チップ「Qualcomm QCC3095」とBluetooth 6.0を採用しており、通信の安定性が抜群です。
さらに驚くべきはコーデックの網羅性!「LDAC」だけでなく、「aptX Lossless」や「aptX Adaptive」、次世代規格「LC3(LE Audio)」にもフル対応。

「LDACしか使えない」ではなく、「LDACもaptX Losslessも使える」というのが、このヘッドホンの大きな強みでもあります。
デジタル&アナログの2WAY有線接続
このWave Pro Xは、ワイヤレス接続だけでなく、USB-C接続と3.5mm接続の2通りの有線接続にも対応しています。

しかも嬉しいのが有線接続時でもANCが使用可能な点!
飛行機内でANCを聴かせながら映画を楽しんだり、それこそスマホで音ゲーを楽しむ時も「遅延0+ANC」というバフまでかけられるのでかなり重宝するはず。
USB-C接続時にはマイク機能を使うこともできるので、そのままweb会議やDiscordに参加できるのも大きな強みです。
最大90時間の怪物級バッテリー
バッテリー持ちが超優秀で、ANC OFFで最大90時間、ANC ONでも最大50時間の連続再生に対応。
15分の充電で最大10時間使える急速充電にも対応しているため、バッテリー切れの心配はほぼ皆無だと言えます。
デザインと質感
パッケージ内容
内容物として以下のものが含まれています。
- EarFun Wave Pro X 本体
- 専用キャリングケース
- USB-A to USB-C 充電ケーブル
- 3.5mm オーディオケーブル
- 取扱説明書
- ※有線(USB-C)接続用のケーブルは付属しません
アルミニウム合金と質感の高いデザイン
ブラックを基調とした、すっきりとシンプルなデザインです。

ハウジング部分には、航空機用アルミニウム合金が使用されており、光の加減で放射状に輝く「CDパターン加工」がなんともおしゃれ。

対をなすように、ヘッドバンド部分には布地素材があしらわれており、ギラつき感を抑えた上質な見た目に仕上がっています。


歴代のEarFunヘッドホンの中でも圧倒的な高級感があるかも!
フォーマルな場で使っても「ガチッ」とハマるようなスタイリッシュさが、とても気に入っています。
ふかふかイヤーパッドと軽量設計
重さは、前モデル(約287g)から約28g軽量化され、約259gと非常に軽量です。


人間工学に基づいて設計されたイヤーパッドは、適度な厚みがあり耳全体を優しく包み込むようにフィット。


側圧加減も絶妙で、眼鏡をかけたまま2時間くらいYouTubeをみても全く痛くなりません。
また、ハウジングは90°回転させることができて、こんな感じに折りたたみむことも可能。


専用のおにぎり型のキャリン宮ケースも付属しているので、持ち運びも楽チンです。


EarFun Wave Pro Xの音質
結論から言うと、1万円台のワイヤレスヘッドホンという枠組みを超えた密度の高いサウンドです。
本機には、40mmのDLC複合振動板と10mmのLCPドライバーを同軸上に配置した、EarFun独自のDCAAと呼ばれる同軸構造を採用しています。
2つのドライバーが同じ中心軸から音を鳴らすため、帯域ごとの音のつながりや定位感がとても自然。低音から高音まで一体感のある楽曲再生を楽しめます。
しっかり沈み込む低音
低音は単に量を盛ったブーミーな音ではなく、「ドンッ」としっかり沈み込む、質の高い重低音サウンドを表現してくれます。
キックやサブベースの存在感も感じやすいですし、楽曲の土台を力強く支えてくれます。


クリアだけど控えめな中音域
一方で、ボーカルを中心とした中高域は少し落ち着いた感覚で聞こえてきます。
なんと言うか、ボーカルの存在感が楽器帯の後ろに少し隠れているようなそんな感じ。分離感もあるし明瞭だけど、前に出るのをグッと堪えるようなそんなイメージです。


人によっては、臨場感がもっと欲しいとか、音の輪郭がシャキッとして欲しいと感じる人もいるかもしれません。
整えられた高音域
高音域に関しては、ギンギンギラギラしすぎていないのでかなり落ち着いて聞こえる印象です。
EarFunらしい優しい高音域が体感できます。


ただ、ロック系の曲を聴いていると、シンバル系の音に主張の強さを感じることもあり、人によっては「サ行」のエッジが目立つなと感じる人もいるかもしれません。
音場について
音場に関してはどちらかというと「箱なりに近い」ステージングです。
ただし、左右の定位感とかボーカル・楽器の分離感はかなり良い感じ。色々な音が飛び交うような密度の高い曲でも、十分な分離感を持って楽しむことができます。


比較的コンパクトな空間の中で音が定位する、そんな傾向のワイヤレスヘッドホンです。
真骨頂はアプリカスタマイズ
誰でも気軽に音質カスタマイズ
EarFun Wave Pro Xの真骨頂は、専用アプリ「EarFun Audio」による音質カスタマイズにあります。
特にイコライザー関連の調整機能が充実していて、そんなのよくわからない!って人には、「パーソナライズサウンド」と「適応イコライザー」の利用がおすすめ。
「パーソナライズサウンド」では、アプリ内のガイドに従って好みの音を選択するだけで最適なイコライザー調整を簡単に見つけられます。




また、「適応イコライザー」を使えば、数分間聴覚テストを行うだけで「自分の聴力にあった音色」へと自動でチューニング。




すんごい極端な曲線ですね…
どちらもクリックするだけなので簡単にイコライザー設定を施すことができます。
パラメトリックEQで本領発揮
そして最大の目玉が、ワイヤレスヘッドホンとしては異例の本格チューニングが行えるパラメトリックEQというモードです。


ここでは、周波数(Hz)、ゲイン(dB)、Q値(帯域幅)、マスターゲインといった細かな項目を自由に調整することができます。
例えば僕の場合だと少し高音域のサ行の刺さりをピンポイントで抑制したかったので、「7,000Hz帯でゲイン-4dB、Q値2」といった感じで調整。


こうした調整を低音〜高音域まで細かく設定することで、自分が聞きたい音質を追求できるプロ並みの設定を施すことができます。
もちろんこの辺りは好みの音質や自身の聴力、聞きたい楽曲によっても変わってきます。
僕はこの項目を「あーでもない、こーでもない」っていじってたら1時間くらい経過していたので、ハマる人はきっとハマるはずですw
前モデル「EarFun Wave Pro」との違いは?
前モデルとの違いはこんな感じです。
| 項目 | 前モデル:EarFun Wave Pro | EarFun Wave Pro X |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 約8,990円 | 約16,990円 |
| ドライバー | 40mm DLCシングル | 40mm DLC + 10mm LCP 同軸デュアル |
| 対応コーデック | LDAC / SBC | LDAC / aptX Adaptive / aptX Lossless / LC3 / AAC / SBC |
| Bluetooth | Ver 5.4 | Ver 6.0 (Qualcomm QCC3095) |
| イコライザー | 通常EQプリセット | 通常EQ + 10バンド・パラメトリックEQ |
| マイク / ANC | 5マイク / 45dB ANC | 8マイク / AI自適応ハイブリッドANC (cVc 8.0) |
| 本体重量 | 約287g | 約259g(約28g軽量化) |
| バッテリー | 最大80時間(ANCオフ) | 最大90時間(ANCオフ) |
| 次世代機能 | — | Auracast / LE Audio / Snapdragon Sound |
前作Wave Proが「8,000円台で買える高コスパ機」だったのに対し、今回のWave Pro Xは「上位パーツと最新技術を惜しみなく投入した渾身の一台」という位置づけです。
なので全然別物として考えてもらってもOK。定価だと価格も倍近く違いますからね。
それくらいEarFun Wave Pro Xでは、音質の解像感・機能性の次元が一段上がっているかたちです。
ANCやマイク性能について
AI自適応ハイブリッドANC
本機は、AI自適応ハイブリッドANCとEarFun独自のQuietSmar技術により、環境に応じた最適なノイズ制御を実現。
1秒間に400回以上という高い頻度で周囲のノイズなどを解析することで、状況に応じた効果的なノイズ低減を実現しています。


ANCモードとしては4種類用意されており、手動調整、AI聴覚適応型ANCモード、AI適応形ANCモード、風切り音低減の4つのモードに対応。
手動調整に関しては最小からマックスまで、4段階の調整にも対応しています。


実際に使ってみると、エアコンの室外機の音とか電車の走行音など、一定方向から継続的に入ってくる低いノイズに関してははかなり抑えてくれる印象です。
耳の中が締め付けられるような圧迫感もないですし、個人的にここは嬉しいポイント。
周囲の話し声も特に男性の声ならある程度抑制してくれるので、価格を考えても十分効果的に機能してくれるはずです。


ただどうしても高音域のノイズは苦手です。これはこの機種に限ったことではないので、主に低中音域帯のノイズ低減を主体に活用するのが良さそうです。
クリアな外音取り込み
外音取り込みがとても優秀で、会話する時もクリアで自然な形でやり取りすることができます。
音楽の音量を抑えて周囲の音を背景で聴ける「周囲の音に注意」モードなども活用できるため、電車での移動中やレジでの買い物の際に重宝しそうです。




8マイク + AI cVc 8.0 通話品質
通話品質に関しては、合計8基のマイクとQualcomm AI cVc 8.0ノイズキャンセリングにより、周囲の雑音を抑えたクリアな音声を届けることができます。
Web会議や電話でも安心して使えそうな品質です。YouTubeで録音品質も確認できるので、ぜひそちらでチェックしてみてください。
気になるポイント
装着検知機能がない
ヘッドホンを外した時に自動で音楽再生が止まる「装着検知機能」は非搭載です。
その都度手動でボタン操作を行う必要があるため、個人的にはこれくらいの価格帯なら付いていて欲しかったのが本音です。


外音取り込みへの移行がちょっと面倒
外音取り込みモードへの移行も、アプリで操作するか、本体のNCボタンを数回タップする必要があります。
ボタン長押しで移行できたり、それこそハウジングを覆うだけで移行できたら便利なので、ここも人によっては気になるポイントかもしれません。


ポテンシャルを引き出すにはEQ設定が必須!?
箱出し(初期状態)の音も十分バランスが良いですが、本機の真価を発揮するにはパラメトリックEQの調整がキーになります。
とは言え、周波数やQ値などの用語がわからない人からすれば「ハードルが高いな…」と感じるのも確か。
無理して利用する必要はありませんが、良い音を気軽に楽しみたい!って人からすると、使い方に工夫が必要になりそうです。


まとめ:EarFunのこだわりを感じ取れる一台
個人的な評価をまとめるとこんな感じで、僕としてはこの製品めちゃめちゃ大好物。


所有欲を満たしてくれる上質な質感も気に入ってますし、何よりアプリをいじってるだけでお面白い(笑)
総合するとこんな評価になります。
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 音質 | ★★★★★ | DCAA同軸デュアル+PEQで1万円台とは思えない豊富な音作りが可能 |
| 装着感 | ★★★★★ | 259gと軽く、パッドもふかふか 長時間でも快適 |
| 接続安定性 | ★★★★★ | BT6.0 + Qualcomm QCC3095で 途切れ知らず |
| ノイキャン (ANC) | ★★★★☆ | 低音ノイズを中心に抑制 圧迫感も少なめ |
| バッテリー | ★★★★★ | ANCオフ90時間/ オンでも50時間 は業界トップクラス |
| 機能性 | ★★★★★ | LDAC/aptXLossless Auracast / 2WAY有線接続など豊富 |
| コスパ | ★★★★★ | 価格からしたら考えられない スペックを詰め込んだ怪物機 |
- 自分好みの音をとことん作り込みたい
- LDACだけでなくaptX Losslessなど高音質コーデックをフル活用したい
- バッテリー持ちを重要視する
- 仕事・動画・映画・ゲーム・通勤まで1台でマルチに使い倒したい
- Auracastなど次世代Bluetooth機能も先取りしたい
- 有線接続を多用することがある
EarFun Wave Pro Xは、1万円台半ばという価格でありながら、音質・スペック・機能性のすべてにおいて妥協なく攻めた「バケモノ級コスパ」のワイヤレスヘッドホンでもあります。
自分だけの音を作り込んで楽しみたい人にはかなり刺さるはず!
YouTubeでもレビューしているのでぜひそちらもチェックしてみてください。










