先日、ASUSさんからご招待いただき「ROG Xbox Ally / Ally X」の新製品内覧会へご招待いただきました。

PCゲーミングの雄であるASUSの「ROG」と、コンソールゲームの巨人である「Microsoft Xbox」が強力なパートナーシップを締結。そんな両者ががっちり手を結んで発表されたのが今回のROG Xbox Ally XとROG Xbox Allyです。

今回実機に触れる機会もありましたので、新製品の全貌とモデルの詳細をお伝えしていきます。
YouTubeはこちら
今回の製品内覧会の様子やROG Xbox Ally XとROG Xbox Allyについては、YouTubeでもまとめています。
動画の方が良いって方は、ぜひこちらからどうぞ。
2つの新モデル「ROG Xbox Ally X」と「ROG Xbox Ally」
AAAタイトルで遊ぶならROG Xbox Ally X
今回の新シリーズは、ユーザーのプレイスタイルに合わせて選べる2つのモデルが用意されています.
「ROG Xbox Ally」(ホワイト)


カジュアルゲームを中心に、省電力で長時間プレイを楽しみたいユーザーに最適なモデル。720pでのゲームプレイに最適化されており、いつでもどこでもゲーム体験が可能です。
「ROG Xbox Ally X」(ブラック)


AAAタイトルを最高の環境で快適にプレイしたいヘビーゲーマー向けのハイエンドモデル。最新CPUによる圧倒的な性能と、24GBメモリ/1TB、80Whのバッテリーを備えた妥協のない一台です。
予約・価格・発売日について

- ROG Xbox Ally X:139,800円
- ROG Xbox Ally:89,800円
- 両モデルとも、2025年10月16日発売
すでに予約はスタートしていて、Amazonなら4,000ポイント近く付与されるので結構お得です。

※2025年9月26日現在
旧モデルから何が変わった?
「AMD Ryzen Z2」シリーズの採用
新シリーズの頭脳には、ポータブルゲーミングPCに最適化された最新プロセッサー「AMD Ryzen Z2」シリーズが搭載されています。

特にAlly Xには、最新の「AMD Ryzen AI Z2 Extreme」を採用し、ハンドヘルドデバイスとしては初めての50TOPSの性能を持つAI専用プロセッサ(NPU)を内蔵しています。


Copilot+ PCの要件も満たす驚異的なスペックですね
一方の、ROG Xbox Allyには「AMD Ryzen Z2 A」を搭載。TDPが6W~20Wと非常に低いのに加え、省電力性に特化。旧ROG Allyを上回るパフォーマンスを実現しています


めちゃめちゃ持ちやすくなった
新モデルの最も象徴的な変化が、Xboxコントローラーのデザインを融合させた筐体です。


まるでXboxのコントローラーのような人間工学に基づいたグリップは、握った瞬間に驚くほど手に馴染んでくれます。




実際に全モデルよりも40gほど重くなっているはずなのですが、製品設計と重量バランスが優れているせいか「重たいな…」と感じる場面はありませんでした。
長時間プレイするユーザーには、かなり嬉しい改良ポイントだと言えます。


またROG Xbox Ally Xであれば、より没入感のあるゲーム体験が味わえる「インパルストリガー」まで搭載しているのも嬉しいところです。


もうXbox! シームレスなUI/UX
本作のROG Xbox Ally X と ROG Xbox Allyでは、電源を投入すると、従来のWindowsデスクトップではなく、ゲームに特化した*「Xbox フルスクリーンエクスペリエンス」が起動します。


これは発表会の中でも「win11の調整にはかなりこだわって設計した」と触れられていたので、よりゲーム機としての使い勝手に重視した形です。


システムリソースをゲームに集中させることで、より快適で使いやすいパフォーマンス向上を実現しています。
メモリ・バッテリー・ストレージの強化
製品内覧会のなかでは、現行機においてユーザーから「もっとRAMを増やしてほしい」「バッテリー持ちを良くしてほしい」「ストレージを大きくして」といった、様々なフィードバックがある点にも触れられました。
こうした点を取り入れ再構築されたのが本作のROG Xbox Ally XとROG Xbox Allyです。


特にROG Xbox Ally Xでは、24GBの高速LPDDR5X-8000メモリや80Whの大容量バッテリー、1TBの高速SSDを搭載するなど、死角のないスペックにまとまっています。


ROG Xbox Ally XはUSB4にも対応
またROG Xbox Ally Xでは、eGPU(外付けGPU)や高速ストレージなどの幅広い周辺機器との安定した接続が可能となるUSB4ポートを搭載しています。


今回の発表会では、同時発売予定の周辺機器にも触れられていたので、そうしたデバイスと連携するとさらに快適なゲーム体験が味わえそうです。


ROG Xbox Ally (2-in-1) Premium Case




Xboxボタンの配置
本モデルでは新たに左スティック横にXboxボタンが配置されています。


このボタンを押すと、まるでXboxのようなフルスクリーンのXbox Experienceが起動し、ゲームライブラリやアプリ、設定などに直感的にアクセスすることができます。


また、ボタンを長押しすれば、バックグラウンドで動作しているゲームアプリや音声通話アプリに素早く切り替えることも可能です。


物理ボタンの配置や触感もいつものXboxコントローラーに近いため、僕としては管理違和感なく操作できるのが嬉しかったですね。
両モデルのスペックを比較
主なスペックを抽出して比較してみました。





こうして比較すると、ROG Xbox Ally Xの方がやはりワンランク上の性能であるのがよくわかりますね
「ROG Xbox Ally X」と「ROG Xbox Ally」はどっちを買う?
今回の内覧会の中で分かったのが、ASUSとXbox、そしてAMDとの強力なパートナーシップで作られた「本気のハンドヘルドデバイス」という点です。


ただ実際のところ、デバイス自体が高価ですし気持ち的には3〜5年くらいは快適に使いたいですよね。
価格だけ見ればROG Xbox Ally Xが139,800円、


ROG Xbox Allyが89,800円とちょうど5万円の価格差がありますが、僕ならROG Xbox Ally X一択です。


やっぱりゲームは快適に遊びたいですし、AAA級タイトルのゲームを外で動かせるなんてロマンがありすぎ。
感覚的にはXbox側がポータブルゲームデバイスの領域に踏み込んだ感じもするので、全く新しい新機種を触っているみたいでワクワクしちゃいます。


steamやEPICなどのゲームももちろん遊べますし、Xbox Play Anywhere対応ゲームの最適化もどんどん進めているとのことなので、今後ますます期待の高まる一台です。
予約はすでにスタートしているので、争奪戦必至のこの一台をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。